建築・建材展 2008 会場レポート2(3月4日)~特別企画展「キャンバス・ジャパン2008」
■キャンバスの可能性を示唆するテーマ展示
キャンバスおよびキャンバスを加工したテントやオーニングに関する特別企画展「キャンバス・ジャパン2008」では、キャンバスの可能性を関連各社が提案している。その核となるテーマ展示が"現代から未来へ伸び行くキャンバスの可能性"。キャンバス素材の特徴を生かした美しいディスプレーが目をひく。また、帆布を使用した生活用品などを製作実演するコーナーもあり、日頃見られない職人の技を目の当たりにすることもできる。

テーマ展示"現代から未来へ伸び行くキャンバスの可能性"のブース。

職人による製作実演コーナー。

キャンバス、テント、シートを展示する『クラレ』のブース

厚さ0.025mmの太陽電池パネルをテントシートにラミネート加工した製品。
発電量は、一般的な結晶系の太陽電池の1/2程度。
補助的な役割は十分に果たせる。遮熱効果があるため、テントに活用できる。

膜の可能性にこだわる『太陽工業』のブース。


面発光する蓄光膜。照明点灯時(左)/照明消灯時には、青く光る。(右)

超軽量・大型仮設テントを展示する『NI帝人商事』のブース。
重さは1m2あたり80g。強度、寸法安定性、難燃性に優れ、瞬時に立てられるのが特長。
有事のシェルター(医療や避難)として備えている商業施設もあるという。

エクステリア商品の開発・製造・販売を手掛ける
『タカノ』によるオーニング製品の展示ブース。

パーゴラとオーニングを一体化させた新製品「ゆらぎ」。
独立型でどこでも簡単に設置できる。

ハンドル操作でオーニングを開いた状態の「ゆらぎ」。

オーニングと日除け・間仕切り機能のスクリーンを展示する『テンパル』のブース。

コンパクトな外付けタイプの電動式スクリーン「ソラシス」。
水平・垂直面、斜面、壁面使用に対応する製品だ。
ライター・西村弘志