建築・建材展

建築・建材展 2019 | 2019年3月5日(火)〜8日(金) 東京ビッグサイト
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建設、産業構造に新風――都心、競争力に磨き、五輪後も再開発が続々(マンスリー編集特集)

 都市部では再開発プロジェクトが目白押しだ。東京五輪が開かれる2020年まではもちろん、それ以降もさまざまな案件が控える。小規模な街区をひとまとめにしたり、空き地を活用したりすることで新たなにぎわいを生み出し、国際競争力を磨くのが狙いだ。

 動きが激しいのが東京都心だ。五輪イヤーの20年には東京都港区虎ノ門で森トラストが38階建ての「東京ワールドゲート」を完成させる。オフィスやマリオット・インターナショナルの最高級ホテル「エディション」、高級マンションが入る。

 オフィスははりなどの構造物(スケルトン)を天井板で隠さずむき出しのまま貸し、入居企業が自由に内装を仕上げる「クリエーティブフロア」を用意する。箱物にとどまらず、近隣企業や町会が参加する協議会で交流会を開いて協業を促す。

 20年以降も止まらない。近くの「虎ノ門・麻布台地区」では森ビルなどが地上65建てなどのビルを建て、住宅やオフィス、店舗、インターナショナルスクールが入る。23年に完成予定だ。

 東京の玄関口のJR東京駅周辺も変わる。三井不動産が参画する八重洲の再開発では、22年に地上45階建てなどのビルを建てる。イタリア宝飾ブランド・ブルガリの日本初のホテルやバスターミナルができる。三菱地所は常盤橋で日本一となる地上390メートルのビルを含む再開発が進行中で、27年度に全体が完成する。

 再開発は街に変化をもたらす。渋谷はビル不足による企業流出で一時は勢いを失ったが、東京急行電鉄が再開発を手がけたことでにぎわいが戻っている。昨年開業した「渋谷ストリーム」には19年、米グーグル日本法人が帰ってくる。同社にはかつて渋谷に構えていたオフィスが手狭になり転出した経緯がある。

 足元でオフィスの不足感は強い。仲介大手の三鬼商事(東京・中央)によると東京都心5区では昨年11月に空室率が1・98%となり、バブル経済期以来27年ぶりに2%を下回った。再開発は上昇基調にある地価の押し上げにも貢献している。

 大阪市ではJR大阪駅北側の「うめきた2期」が24年に先行まちびらきを予定する。ホテルや住宅のほか、産学連携拠点や緑地公園ができる。

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