建築・建材展

建築・建材展 2020 | 2020年3月3日(火)〜6日(金) 東京ビッグサイト
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インフラ保全、技術進歩――点検作業、ロボ活用やAI分析(マンスリー編集特集)

 建設各社はインフラの点検や補修を自動化する技術開発を進めている。橋やトンネルなどインフラの老朽化が進む一方で、点検する人材が減っていくことが大きな課題になっている。点検作業を少人数で素早く行い、必要な補修工事を施していかなければ重大事故にもつながりかねない。

 東急建設はトンネルのひび割れ調査や打音検査を自動で行うロボットの開発を進めている。高度経済成長期に建設された橋やトンネルなどは老朽化が進んでおり、2033年には全国に約1万ある道路トンネルの半数が建設から50年が経過するといわれている。崩落事故などを防ぐために、不具合を見つけるための点検は欠かせない。これまで人手に頼っていた作業を自動化することで、熟練技術者の高齢化にも対応する。

 東急建設が東京大学などと共同で開発している「トンネル全断面点検・診断システム」はトンネルの壁と天井に沿う三日月形のロボットで、走行しながらトンネルの点検をする。ロボットの下を自動車が通行できるため、通行止めにせずに作業を続けられる。

 コンクリートのひび割れや浮きを自動で検出するほか、自動でコンクリートをたたき、打音検査もしてデータを集め、補修が必要な部分を検出する。トンネルの形状に合わせて形を変えられるため、さまざまなトンネルで活用できる。東急建設は実用化に向け、18年10月に千葉県の平沢トンネルで実証実験をした。

 富士フイルムはインフラ向けの画像診断サービス「ひびみっけ」を開始した。橋梁などの画像をサーバーに蓄え、人工知能(AI)解析でひび割れを検出し、結果をデータベース化する。医療向けの画像診断装置のノウハウを生かしている。

 アルプスアルパインと東芝デジタルソリューションズは電力インフラ向けの点検ドローンを共同で開発した。全地球測位システム(GPS)の情報をもとにし、ドローンが目的の鉄塔まで飛行する。AIで解析し、異常を自動検出できる。

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