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電気・水を自給自足する住宅、TOKAIが島田で実証実験。

[ 2017年4月28日 / 日本経済新聞 地方経済面 ]

 TOKAIグループは27日、電気や生活用水を自給自足する「OTSハウス」の実証実験を始めると発表した。自社で手がけるLPガスをエネルギー源とする家庭用燃料電池「エネファーム」や太陽光発電、雨水の貯留・循環システムなどを組み合わせる。島田市ばらの丘にモデルハウスを建設。災害にも強い住宅と位置付けて、商業化の可能性を探る。

 モデルハウスは同日着工し、10月の公開を目指す。敷地面積228平方メートルの2階建て。太陽光や雨水を効率的に活用するため屋根を大きくとり、庭にタイルを配置する。

 エネファームと太陽光発電、蓄電池の3電源を組み合わせて、制御の最適化を進める。電気自動車への充電も可能とする。雨水を貯留するタンクを地下に設置し、浄化して生活用水とする。排水も再浄化して環流して、4人家族に必要な1日800リットル程度を確保する。商業化に向けて小型、低コスト化も進める。

 モデルハウスにはグループ各社が提供する情報通信サービスなどに加え、顔認証技術や家庭用ロボットの先端技術も導入。一般客の宿泊体験ツアーも実施する。

 TOKAIは電気やガス、宅配水など生活サービスを一括提供するTLC(トータル・ライフ・コンシェルジュ)戦略を推進する。会見したTOKAIホールディングスの鴇田勝彦社長は「OTSハウスはTLCのゴール」と述べ、都市ガスに比べて災害時に復旧が早いLPガスの利点を最大限いかすとした。

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