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ヤマダ・長瀬産業、住宅に生体認証、「誰が帰宅」通知。

[ 2017年6月15日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 家電量販最大手のヤマダ電機グループと化学商社大手の長瀬産業は、指の静脈で個人を識別する生体認証システムを使った住宅を開発した。鍵を持たずに外出でき、誰が帰宅したかどうかを指定したメールアドレスに自動で通知するサービスも備える。子供の帰りを把握したい共働き世帯などの需要を見込み、2017年度に500戸の販売をめざす。

 ヤマダ電機傘下の注文住宅メーカー、ヤマダ・エスバイエルホームが今年秋に発売する。ベンチャー企業のバイオニクス(大阪市、須下幸三社長)が開発した静脈認証システムを導入した。

 生体認証で玄関を開錠する住宅は販売されているが、個人を識別して屋内の家電などと連動できる住宅は珍しい。システムの価格は30万円程度。

 システムに登録した静脈から帰宅した家族を特定し、あらかじめ指定した部屋の照明が点灯する仕組みも備える。子供らが帰宅すると、家族が残した音声メッセージが家電から再生される機能なども追加する予定だ。静脈認証は体内の血管を読みとるため、指の表面を読む指紋認証よりセキュリティーの精度が高いという。

 エスバイエルは11年にヤマダ電機の子会社となった。住宅展示場の改装に伴う受注減などにより17年2月期は最終赤字に転落し業績は苦戦していたが、今期は黒字転換を見込む。

 生体認証はスマートフォンの指紋認証などを中心に普及しつつある。

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