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住友不動産、都心部で、空き家をモデル住宅に。

[ 2017年6月28日 / 日経産業新聞 ]

 住友不動産は東京都心部で空き家などを全面改装し、戸建てのモデルハウスにする。延べ床面積50平方メートル前後の狭小住宅などを借り、家具を配置して公開する。

 東京の浅草橋や中野、神楽坂で施工した狭小住宅の物件をモデルハウスとして24日にオープンした。新築物件のモデルハウスは郊外の住宅展示場に多い。街中で改装するのは珍しい。

 築年数が36〜69年と古いことから、耐震補強を施したほか、天井を高くするなどして居住性を高めた。このほかに空きスペースを賃貸部分に活用するなどしたモデルハウス3戸も展開する。

 野村総合研究所によると、2013年に総戸数に対して13・5%だった空き家の割合は33年には30・4%まで上昇する見通し。国土交通省の調査によると、相続などで所有している世帯が増えているが、そうした住宅の23%は空き家状態にあり、空き家の有効活用や除却が課題になっている。

 住友不動産は96年から全面リフォーム事業を「新築そっくりさん」の名称で展開している。17年3月期の同事業の売上高は1037億円で、受注棟数は8770棟に達する。現在は子育てや仕事が一段落した50〜80歳代が顧客の中心だが、新たなモデルハウスの展開を通じて賃貸住宅や民泊への転用など新たな用途も提案し、潜在的な顧客を広げて中期的には年1万棟に引き上げる考え。

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