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高効率の無線給電装置、三菱電機、EV・住宅でやりとり。

[ 2017年7月24日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 三菱電機は電源コードを使わず無線を使って双方向で電気を融通できる無線給電装置を開発した。91%の高効率で電気を送受電する。電気自動車(EV)向けの充電器として利用すれば、住宅に設置した太陽光発電からEVに電気を送ったり、EVからも住宅に電気を供給したりできる。2020年以降の実用化を見込む。

 開発した無線給電装置は、2つのコイルの間で電気を融通する磁気共鳴タイプ。直径40センチのコイルを2つ使い、約15センチの距離で3キロワットの電気をやりとりする。2つのコイルの位置が横に15センチずれても、最大85%の効率で送受電できる。EVを充電するときに、2つのコイルが完全に重なるよう正確な位置に駐車しなくても、効率よく電気が受けられる。

 従来はコイルの位置がずれてしまうと、効率が60%まで落ちていた。効率が下がると充電に時間がかかるため、無線給電によるEV充電器の実用化で課題になっていた。

 EV用充電器は電源コードを活用したタイプが普及しているが、無線給電ならコードを接続する手間がなくなり、駐車するだけでそのまま充電できる。またEVが搭載する蓄電池を活用すれば、家庭で設置した太陽光発電の余った電力を有効活用できる。

 将来は双方向の無線給電による充電器の需要が増えると期待される。

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