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屋上緑化で豪雨対策、小松精練、排水制御の新工法。

[ 2017年8月2日 / 日経産業新聞 ]

 【金沢】小松精練は保水性が高い環境配慮型建材「グリーンビズ」を活用した屋上緑化の新工法=写真=を開発した。グリーンビズをビルの屋上に敷き詰めたうえで、透水性のあるブロックで壁を設置。ゲリラ豪雨の際に雨水を一時的にためる。都市の冠水対策につながるとともに、水を蒸散することでヒートアイランド現象の抑制効果も見込めるという。

 新工法の名称は「グリーンビズダム」。同社の建設関連会社、トーケン(金沢市)のほか、防水メーカーの日新工業(東京・足立)、東京都市大学と共同で開発した。

 雨水はグリーンビズで保水される一方、高さ20センチメートルのコンクリート製ブロックの壁を透過して排水溝に流れる。これによって豪雨が降った場合でも排水溝に流れる水の量を抑制する仕組み。6月に行った実証実験で屋上における治水効果を確認した。引き続き実験に取り組みつつ、年内にも事業化に乗り出す。

 グリーンビズは小松精練の染色工場で発生した廃棄物を高温で焼成して作るセラミックス。微細な穴が多く開いているため、軽量で耐熱性や保水性に優れる。屋上緑化のほかに路面の舗装や農業の土壌改良材としての用途もある。

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