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木造アパート、足音抑える、東建コーポ、響きにくいシステム。

[ 2017年8月15日 / 日本経済新聞 地方経済面 ]

 賃貸住宅の建設を請け負う東建コーポレーションは、木造アパートでも下の階に、子供の足音などが響きにくいシステムを開発した。防振設備を2階の床部分に多く設け、通気口で音を逃がす構造とした。システムの価格は70万円で、新築の木造アパートに設置できる。2階からの生活音が好まれない賃貸アパートの1階部分の稼働率を上げる。

 木造アパートの下の階は、上の階の足音など生活音が響きやすい。鉄筋コンクリート造りに比べ、木材がしなりやすいためだ。

 東建コーポの新システムは、天井の振動を防ぐダンパーをこれまでの約2倍に増やした。天井の一部に通気口も作り、空気を流すことで音を逃がす。上の階で子供が走り回ったり、床にボールを弾ませたりしても、下の階でほとんど聞こえなくなるという。同社は12月中旬から、木造アパートの新商品にオプションで導入する方針だ。

 アパートの空室率は、都市部を中心に上昇している。不動産調査会社のタス(東京・中央)によると首都圏の空室率は2015年夏ごろから急上昇し、適正水準の上限30%を大幅に上回る状態という。今回開発した新システムを導入すれば、入居者が集まりにくい木造アパート1階でも騒音が抑えられるため、居住者の増加に結びつけられるとみている。

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