日経メッセ > 建築・建材展 > ニュース > 天井裏に敷く吸音材、フクビ化学、集合住宅、負荷少なく。

日経の紙面から

天井裏に敷く吸音材、フクビ化学、集合住宅、負荷少なく。

[ 2017年10月4日 / 日本経済新聞 地方経済面 ]

 フクビ化学工業はマンションなど集合住宅向けの樹脂製吸音材を10日から発売すると発表した。不均一に加工した再生樹脂を詰めた袋を天井裏に敷き、樹脂同士の衝突と摩擦で振動を吸収する。防音対策として一般的な床の二重化に比べ1平方メートルあたりの重さが約5分の1で済むため建物への負荷が少ない。工務店や設計事務所に売り込み、まずは年間3億6千万円の売り上げを見込む。

 新製品「サイレントドロップ」は、準大手ゼネコンの戸田建設と共同開発した。大きさが10ミリ以下の再生樹脂を一辺45センチメートルの正方形の袋に詰めており、重さは4キログラム。天井に1平方メートルあたり1〜2個設置することで、施工後は音を5〜10デシベル低減することができる。最近建てられた新築マンションの場合、音がほとんど気にならないレベルまで抑えられるという。

 フクビ化学工業によると、マンションなどでは、上の階での跳びはね音や歩行音が下の階に響き、クレームの原因になることが多い。従来は床に施工する防音製品しかなかったが、新製品は天井裏に置くだけと簡単で、上の階の住人に防音対策を依頼する必要ない。

 1袋4000円(税別)で、4袋単位で販売する。

ニュースの最新記事

PAGE TOP