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建物の立体映像詳細に、長谷工、マンション販促ソフト。

[ 2017年10月6日 / 日経産業新聞 ]

 長谷工コーポレーションはコンピューター上で仮想の建物を詳細に設計する技術「BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)」のデータを活用し、マンションの外観や室内の立体映像を閲覧できるソフトウエアを開発したと発表した。

 立体映像のデータを作り込んでいた従来の方法と比べて開発の時間や費用を減らせるといい、マンション開発会社に販促の手段として採用を促していく。

 立体映像はパナソニックの仮想現実(VR)技術を基に開発した。ゴーグル端末やパソコン、スマートフォン(スマホ)、タブレット(多機能携帯端末)を操作し、マンション住戸の映像を見ることができる。将来は家具を置いたシミュレーションもできるようにする。

 第1号案件として、総合地所が10月下旬に発売する総戸数86戸の「ルネ八王子トレーシア」(東京都八王子市)で採用が決まった。

 ソフトウエアの価格は物件規模などで異なる。長谷工の設計部門エンジニアリング事業部の堀井規男統括室長は「マンション購入者の負担になるほど高額ではない。モデルルームでの模型作製などを省けば導入コストを抑えられる」と話している。

 BIMは実際の建物をつくるように柱やサッシ、配管、ドアなどをコンピューター上に描く。部材ごとにメーカーや材質、耐用年数など豊富な情報を付随させることで、管理しやすくしている。主に設計の効率を上げる手段として普及しはじめている。

 長谷工は建設案件の2割で、設計にBIMを使っている。2018年3月期末には3割に高め、将来はBIM設計に100%移行する。

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