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セルロース材生産増強、信越化学、日独工場に200億円。

[ 2017年10月24日 / 日経産業新聞 ]

 信越化学工業は医薬品や建材などに使う「セルロース誘導体」という化合物を増産すると発表した。日本とドイツの工場に約200億円を投じて生産能力を10%以上高める。

 セルロース誘導体は木材や綿が主成分で、化学処理によって水に溶けやすくしたり粘り気を出せるようにしたりした化合物。セメントや建材、医薬品の錠剤やシャンプーなど日用品に使われる。

 直江津工場(新潟県上越市)に約10年ぶりとなる新棟を建設する。生産量は明らかにしていないが、新規の生産設備を導入し2019年半ばの稼働を目指す。

 独中南部のヴィースバーデンの工場も生産能力を増強する。同工場は03年に信越が買収したクラリアントAG(スイス)のセルロース事業の主要拠点の1つ。

 セルロース誘導体は排ガスの有害物質を除去する触媒材料であるセラミックスを成型する際にも使われており、欧州自動車部品市場でのシェア拡大を目指す。セルロース誘導体の市場規模は2000億円で今後は年率4〜5%で増える見通し。

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