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住友林業、選べるプラン、規格住宅、要望に合う事例、1000種から即座に。

[ 2017年11月14日 / 日経産業新聞 ]

 住友林業はセミオーダー型の戸建て住宅を強化する。11月から外観や内装の複数プランから選べる規格型のセミオーダー住宅の販売を新たに始めた。共働き世帯に配慮、時間をかけずに好みの間取りやデザインの住宅を探せるようにする。完全な注文住宅に比べた値ごろ感もあり、2018年10月までに1000棟の販売を目指す。

 10日からセミオーダー住宅「Forest Selection BF」の販売を始めた。これまで注文住宅が中心で、セミオーダー型の住宅の新商品の発表は約4年ぶりとなる。

 住宅展示場や営業所の営業社員が顧客の要望をタブレット端末に入力すれば、即座に設計プランが表示される。同社が手がけた30万件の施工事例のうち人気の高い1000種類から自分が気に入った最適のプランを選べるのが特徴だ。

 まず顧客の所有する土地の情報をもとに、適切な建物の階数、床面積、間口(建物の幅)などを聞き取る。家の構造として重視するポイントを「生活動線(にこだわりたい)」「子育て重視」「収納充実」など5つの項目の中から選んでもらったうえで、外観デザインや内装のデザインを決める。

 1坪(3・3平方メートル)あたり単価は60万円台から。住友林業が手がける注文住宅の平均坪単価と比べると1坪あたり5万円割安で、延べ床面積約40坪の注文住宅と比べた場合、約500万円安くなる。

 柱やはりなどの資材は大量生産することでコストを下げた。トイレやキッチンなどの住宅設備機器も割高な外部調達品を絞り込み価格を引き下げる。

 注文住宅の建設には図面の作製などの時間を含めると、契約までに1〜2カ月かかる。規格型住宅ではすでに設計プランがあるため、最短約1日で施工契約が完了する。工期も注文住宅に比べ20日短い100日で済む。

 建設費の高騰などで、1棟あたりの受注単価は上昇傾向にある。土地の価格も上昇、戸建て住宅の需要が伸び悩んでいることから、割安価格で新たな顧客を開拓する。

 住林は注文住宅を年間8千棟前後を販売している。ただ、注文住宅は価格が高いため割安な規格型の住宅も扱うことで、注文住宅では取り切れない顧客層の需要取り込みを狙う。
(高木雄一郎)

【表】住友林業の注文住宅と規格住宅(Forest Selection BF)の比較   
         注文住宅(40坪) 規格住宅(35坪) 
建物の坪単価       65万円      60万円 
建物の本体価格    2600万円    2100万円 
工 期          120日      100日 
設計プランの提案     約1週間      最短1日

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