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VRで注文住宅提案、積水ハウス、全国の拠点に導入。

[ 2017年12月28日 / 日経産業新聞 ]

 積水ハウスは注文住宅の提案に仮想現実感(VR)技術を導入した。スマートフォンを差し込むと空間が立体的にみえるメガネを開発。コンピューターの設計システムと連動させ、オリジナルプランの室内を臨場体験できるようにした。全国403の住宅展示場で導入し、年末年始の来場者を前年比2割増の3万組とすることをめざす。

 積水ハウスは約5億円を投じ、住宅の設計図をVR空間に変更するソフトを開発した。光の入り方も調整し、吹き抜け空間やリビングの居心地を体験できるようにした。

 一般的に注文住宅の場合、まず営業担当が顧客から土地の面積や求める間取りなどを聞き、設計士が図面に起こす。立体画面するには3日ほどの日数と20万〜30万円の費用が必要で、これまで初期段階では営業担当は図面で説明するのが一般的だった。

 新システムは設計図を自動的に空間として作り込むため、臨場感をもった体験を翌日にも提案することができる。展示場でVRメガネを配布し、スマホへのプランの配信も可能だ。自宅で何度も新築住宅の空間を実感してもらい、住宅販売を促進する。

 戸建て住宅は積水ハウスの中軸事業だ。全国の展示場にメガネを用意し、繁忙期である年末年始商戦の目玉にする。仮想空間には季節や時間の変化による室内の雰囲気のほか、隣地にある建物の影の影響なども反映させることができる。顧客満足度の向上にもつながるとみている。

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