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大塚家具、春日部から来月撤退へ、創業の地、店舗網再編で。

[ 2018年4月10日 / 日経産業新聞 ]

 大塚家具は創業の地、埼玉県春日部市の店舗「春日部ショールーム」を5月27日に閉店する。同市では、かつて大塚久美子社長と経営権を争った父の大塚勝久氏が立ち上げた匠大塚(東京・中央)も2016年に大型家具店を開業している。大塚家具は「店舗網の再編の一環」と説明するが、創業から約50年で「親子げんか」の舞台ともなった誕生の地からも撤退することになった。

 勝久氏は1969年に春日部市で大塚家具センター(現大塚家具)を創業。春日部ショールームは97年、それまでの春日部市内の店舗を移転、大型化して開業した。店舗面積は約1万772平方メートルで、旗艦店の有明本社ショールーム(東京・江東)や新宿ショールーム(東京・新宿)などに次ぐ規模を誇っていた。

 大塚家具は久美子社長と創業者の勝久氏が経営方針を巡り対立し、注目を集めた。15年の株主総会で委任状争奪戦を制した久美子社長の続投が決まった後、勝久氏は新たに匠大塚を設立。16年には春日部市内の西武春日部店跡地に大型店「匠大塚 春日部本店」を開業し「本業での親子げんか」ともいわれていた。

 創業の地での競争を経て、春日部ショールームは閉店が決まった。一方で、業績を公開していない匠大塚の春日部本店も「かなり苦しい」(関係者)との見方がある。

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