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戸建て販売、名古屋中心部で、サンヨーハウジング、セミオーダー型住宅、富裕層を開拓。

[ 2018年6月8日 / 日本経済新聞 地方経済面 ]

 戸建て住宅を手掛けるサンヨーハウジング名古屋が、セミオーダー型の住宅や富裕層の市場開拓を進めている。これまで地価の比較的手ごろな名古屋市郊外を地盤にしてきたが、市内の中心部に新たな営業拠点を開設。仮想現実(VR)技術で部屋を疑似体験できるスペースもつくる。

 「これまでやれなかったことに挑戦しなければ、生き残れない」――。1日開業したサンヨーデザインギャラリー名古屋西支店(名古屋市中川区)で、小原昇取締役はこう力を込めた。

 支店のショールームにはキッチンや玄関など、さまざまな色や素材の住宅設備・商品を展示。顧客は実物を手に取りながら住宅の仕様を選べる。

 営業担当者は25人。担当地域は港区や熱田区などだが栄支店(中区)から異動してきた。「栄支店が名古屋市の西側と南側の遠い地域を担当していた。名古屋西支店の開設で効率的な配置に変えた」(小原氏)という。

 その栄支店は7月、新たな営業拠点「ハウジングラボSAKAE(仮)」に生まれ変わる。名古屋市内でも東区や千種区、昭和区など人気の高い地域で高級住宅や3階建て住宅の販売を目指す。照準は高所得者層だ。

 百貨店などに近い立地を生かし「買い物のついでに寄ってもらいたい」(小原氏)と期待を寄せる。新拠点の1階には予約がなくても立ち寄れるVR技術の体験スペースを新設。専用端末を付ければ、気軽に住宅の内部を体験できる。

 サンヨーハウジング名古屋は1989年に設立。2018年8月期は前期比34棟増の859棟を引き渡す見込みで、売上高は前期比4%増の388億円、経常利益は5%増の20億円を見込んでいる。人口減や賃貸志向の高まりで利益は13年8月期の36億円が直近のピークで、新たな顧客層の取り込みが課題になっている。

(浅山亮)

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