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マンション建て替え参入、丸紅、まず港区で、費用の一部負担。

[ 2018年6月21日 / 日経産業新聞 ]

 丸紅は中古マンションの建て替え事業に参入する。都内で8月に第1号となるマンションの建て替え工事に着手し、完成後に一部の部屋を譲り受けて販売する。丸紅は新築マンション販売や再開発などの不動産事業を展開している。新築や再開発は優良な用地確保が難しくなっており、建て替えを手掛けることで事業の幅を広げる。

 1970年に東京都港区で建設された分譲マンション「常盤松ハウス」の建て替えに参画する。敷地面積は約2500平方メートルで、地上8階建てだった建屋を壊し、地上9階建てのマンションを新たに建設する。戸数は62戸から98戸に増える。

 マンションの住人でつくる管理組合が支払う総事業費の一部を丸紅が負担し、新たに増設される36戸を取得して販売する。2021年春の竣工を見込む。

 常盤松ハウスは築約50年で耐震補強を検討していた。老朽化したガスや上下水道の配管も刷新する必要があったため、管理組合が1棟丸ごとで建て替えることを決めた。丸紅が費用の一部を負担するため、一戸あたりの建て替え費用負担が軽くなる。

 国土交通省によると、国内には築40年以上の分譲マンションが約63万戸(15年末時点)ある一方で、建て替え済みの戸数は約1万8千戸(16年4月時点)にとどまっている。丸紅は新たに生じる建て替え需要の取り込みを狙う。

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