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三宮南東の再開発始動、25年度完成、三菱地所など5社選定。

[ 2018年9月12日 / 日本経済新聞 地方経済面 ]

 神戸市のJR三ノ宮駅南東側の再開発が始動する。地権者らでつくる再開発会社は11日、事業協力者に三菱地所や神鋼不動産(神戸市)など5社のグループを選んだ。中央区役所などがある約1・2ヘクタールの地区を再整備し、オフィスを中心としたビルを建設する。2020年度以降に着工し、25年度の完成を目指す。

 三菱地所のグループの事業案では、ビルは32階建て。12〜26階に大企業が入居できる大型オフィスやスタートアップ企業などの利用を想定した「コワーキングスペース」(共用オフィス)などを設ける。27階以上の上層部は、国内外の観光客やビジネス関係者の宿泊を見込んだホテルが入る。

 1階は神戸市が整備を予定するバスターミナルで、2階などは待合空間を核として観光や商業の機能を複合したにぎわい空間を目指す。

 神戸市などは同地区を再開発の第1期と位置付けている。三ノ宮駅に近い西側の敷地を順次再開発する構想を持つ。公共施設や民間の古いビルの敷地を一体開発し、駅周辺をビジネス拠点にして集客力を高める考えだ。

 今回の再開発は協力企業が決まったが、JRの三ノ宮駅ビル再開発計画の具体案が出ないなど、再整備を民間がけん引する機運はまだ醸成できていない。集客力のある高級ホテルの不足など観光面の課題も指摘されるなか、都市活性化に広く民間を巻き込む工夫が求められる。

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