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定山渓、ホテル建設ラッシュ、共立メンテ、リゾート型整備、第一寶亭留、低価格帯を計画 。

[ 2018年10月5日 / 日本経済新聞 地方経済面 ]

 札幌市内の定山渓温泉でホテルの建設が活発化してきた。共立メンテナンスは2021年度をめどにリゾートホテルを開業。野口観光(北海道登別市)や第一寶亭留(ホテル、札幌市)もホテル用の不動産を取得した。市内中心部にも比較的近い定山渓温泉は手ごろな観光地として人気が高まっている。増加傾向が続く訪日外国人客を中心に宿泊需要を取り込んでいく。

 共立メンテナンスは7月、王子製紙グループからホテル用地を取得した。リゾートホテルを整備し、21年度をめどにオープンする。

 同社はビジネスホテル「ドーミーイン」を全国展開しているほか、リゾートホテルブランド「ラビスタ」を持つ。定山渓温泉のホテルはラビスタの名称を使う予定。

 定山渓温泉で翠山亭倶楽部などホテル4棟を運営する第一寶亭留は8月、札幌市職員共済組合が保有していた保養施設「渓流荘」を1億1000万円で取得。19年をめどに改修を終え低価格帯のホテルを開業する。

 同社は定山渓温泉でホテルのほか、若者に人気のジェラート店などの飲食店も出店している。低価格帯のホテルを設けることで若年層を呼び込み、飲食店との相乗効果創出も狙う。

 野口観光は自社運営の章月グランドホテルに隣接するホテル従業員寮を改修するため、仮の従業員寮として介護施設の建物を7月に取得した。19年3月に寮改修を終えた後は、建物を解体し、富裕層向けの高級ホテルを新設する方向で検討する。

 定山渓温泉では1人1泊につき3万円台までの宿泊施設は充実しているが、4万円以上の富裕層向けは不足している。同社は登別や函館で展開している高級ホテル「望楼」並みの富裕層向けホテルを設け、訪日客らの需要を取り込む。

 定山渓温泉も地震の影響で宿泊客が落ち込んでいるが、各社とも一時的な影響とみている。札幌圏200万人の商圏を抱え、道内の他の温泉地に比べ季節ごとの繁閑差が小さい。訪日客も17年度に延べ18万7654人が宿泊し、10年前の3倍に増えた。香港資本のスーパーオクサンもホテルの建設を進めるなど、各社の投資が過熱している。

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