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東京湾岸エリアでホテル建設活況、住友不やプリンスなど。

[ 2019年11月4日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 2020年の東京五輪・パラリンピックを見据えて、東京湾岸エリアでホテル開発がラッシュを迎えている。住友不動産やプリンスホテル、ホテルオークラなどが手がけ、主要ホテルだけでも10軒5千室の開発計画がある。3月の羽田空港国際線の増便に伴う訪日外国人の増加に備えるほか、東京ディズニーリゾートへのアクセスの良さなどもアピールして宿泊需要を取り込む。

 住友不動産は羽田空港直結のホテルを20年4月に新設する。客室数は1717室と大型で「ヴィラフォンテーヌ」ブランドでも高価格帯にする。同年6月には有明地区に749室のホテルも開業予定で、同ブランドの客室数は計約4900室と現状から2倍に増える。

 プリンスホテルが20年7月に江東区潮見地区に開業予定の「東京ベイ潮見プリンスホテル」は、全605室のうち500室がツインルームで最大4人が宿泊できる。グループで旅行する訪日客や修学旅行の宿泊需要を取り込む。

 豊洲地区にはホテルオークラが「ホテルJALシティ東京豊洲」(330室)を19年12月にオープンさせる。ビジネスホテル「ドーミーイン」を運営する共立メンテナンスも20年度中に500室超のホテルを開業する。

 厚生労働省によると17年の都内のホテル数は718軒で11万室。19年6月以降、約150軒で約2万2千室が供給される見通しで客室ベースで2割強が湾岸エリアに集中する。大型ホテルの計画が相次ぐが、みずほ総合研究所では五輪期間中に不足する客室数が最大で1万4千室になると試算している。

 1964年の東京五輪ではホテルオークラ東京やヒルトン東京、ホテルニューオータニなどが開業した。東京都は五輪後を見据えて世界から人材と投資を呼び込む「東京ベイエリアビジョン(仮称)」に取り組んでいる。

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