事業内容
ソフトバンクロボティクス株式会社は、世界のロボット技術を活用し、現場課題の解決と新たな価値創造を行うロボットインテグレーターである。同社は「世界のロボットを、未来の力に。」を掲げ、ロボットを「創る」段階から「生かす」段階へ移行した時代において、導入提案、運用、保守、データ活用までを含むソリューションを提供している。主な事業領域は、ヒューマノイド、清掃・警備、配膳・運搬、自動調理、ロジスティクスである。
ヒューマノイド分野では、Pepperなどを通じて、商業施設での集客・接客、介護施設でのレクリエーション、教育機関でのプログラミング教育を支援している。音声、タブレット、身振り手振りによるコミュニケーションを強みとし、人を惹きつけるキャラクター性を活用したサービス提供が特徴である。
清掃・警備分野では、Whiz、Phantas、Scrubber 50 Pro、PUDU CC1などの業務用清掃ロボットや、AI警備関連ソリューションを展開している。清掃ロボットの稼働実績やデータを基盤に、労働力不足の解消、清掃品質の向上、施設管理の効率化を支援する。さらに、スマート清掃を提供する事業会社の設立などを通じ、清掃業務全体の最適化にも取り組んでいる。
配膳・運搬分野では、飲食店、宿泊施設、工場、倉庫などに向けて、Servi、BellaBot、Keenbot、PUDU T300など多様なロボットを提供している。人手不足、人件費抑制、サービス品質向上といった課題に対し、小型モデルから大容量モデルまでのラインアップを用意し、施設や店舗ごとに最適な機種を提案する事業である。
自動調理分野では、FLAMA、STEAMA、CHEFFYなどを展開し、「食」のマーケットをテクノロジーで変革することを目指している。例えばSTEAMAは独自の蒸式調理により、短時間で本格的な食感を再現する調理体験を提供する。ロボットによって調理工程を自動化し、外食産業などの省人化、品質安定、生産性向上に貢献する事業である。
ロジスティクス分野では、AutoStore、自動フォークリフト、AMRなどを活用し、倉庫内作業や物流プロセスの自動化を支援している。EC市場拡大やコスト上昇、人手不足を背景に、倉庫内の個別工程だけでなく、倉庫全体の効率化・最適化を提案する点が特徴である。
単なるロボット販売ではなく、世界中のAI・ロボット技術、導入ノウハウ、運用データを組み合わせ、顧客の現場に適した自動化・省人化・DXを実現するソリューション事業である。