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連載コラム

第21回 生活便利サービス(保険ショップ・レンタル収納スペース・洗濯代行)

[ 2010年9月28日 ]

先行き不透明な時代でも、生活の不便を解決し、無駄を省くサービスは利用者を増やし、着実に社会に根付いています。各フランチャイズ事業の魅力をご紹介します。

[事例1]来店型保険ショップ「ほけんの窓口」など

(フランチャイズ本部:株式会社ライフプラザホールディングスhttp://www.lifeplaza.co.jp/fc/)
~毎月の手数料収入が数年から数十年続く!店長派遣し加盟店サポート!~

株式会社ライフプラザホールディングス

 これまで保険は主に訪問販売員や特定の保険会社専門の代理店が販売してきましたが、最近では多様な商品を比較したいという声が高まり、複数の保険会社商品を扱う来店型保険ショップが支持されるようになっています。保険ショップ大手、ライフプラザホールディングス(LPH)も支持を受け、展開する3つの業態(※)の店舗数を伸ばしてきました。主力業態「ほけんの窓口」の特長は、生損保42社の商品販売、コンサルティング重視、相談無料などです。来店客の6割以上が約3週間で契約に至ります。多くの場合店舗には契約の2ヶ月後から手数料収入が入り始め、一般的には7年間程度、長期の保険では数十年間にわたり続きます。コンサルティングに力を入れているため顧客満足度が高く、契約から2年間の継続率は業界平均の80%台に対し、97%~98%に達しています。
 保険販売には資格が必要です。加盟者自らが店頭で販売する場合、資格試験を受けることになりますが、試験内容は保険の基礎知識に関するものです。また開業から原則1年間は本部から店長を派遣し、加盟店経営をサポートします。加盟店は店長を選んだり、変更したりできますが、これまでに変更されたことはありません。加盟店研修では保険の知識とコンサルティングについて分かりやすく指導します。研修を経て社内試験に合格後店舗に配属、その後のフォローアップ研修も用意されています。スーパーバイザーによる店舗訪問は月1~2回。本部主導のテレビCM、各種インターネット広告などのほか、各店舗ごとにチラシ配布や地域のフリーペーパーなどへの広告出稿を実施、集客を促します。社員のやる気が成長を左右する事業なので、社員の声をよく聞き店舗運営に生かす加盟者ほど黒字化、多店舗化が早いそうです。

※(1)コンサルティング重視の「ほけんの窓口」(2)コンサルティングに加え女性営業パーソンを配置、女性客狙いの「みんなの保険プラザ」(3)ファイナンシャルプランナー資格者を配置、より専門的なコンサルティングに力を入れた「ほけんの専門店」。加盟者は業態を選んで開業する。


<来店型保険ショップ「ほけんの窓口」>

フランチャイズ展開開始年 2006年2月
直営店舗数 / 加盟店舗数(2010年9月15日現在)
・「ほけんの窓口」
・「みんなの保険プラザ」
・「ほけんの専門店」

61店舗 / 51店舗
26店舗 / 10店舗
20店舗 / 0店舗
加盟者における個人加盟者、法人加盟者の比率
(※個人加盟者=脱サラなどから加盟したケース)
個人約20%、法人約80%
(※個人はFC開始時に法人化が条件)
加盟者における業界未経験者の比率 約30%
標準店舗規模 / 標準投資額
(店舗取得費別)
約20坪 / 約1,000万円
 


[事例2]コンテナ型レンタル収納スペース「スペースプラス」

(フランチャイズ本部:株式会社ランドピアhttp://www.landpia.co.jp/ )
~5年間の継続利用率7割~8割で安定収入!本部による管理代行OK~

株式会社ランドピア

 住居に関する不満調査の上位に収納スペース不足が入るなど、収納需要は大きく、収納場所を賃貸する収納ビジネス市場は拡大しています。スペースプラスでは断熱材を用いたコンテナ(間口2.3㍍、奥行5.9㍍、高さ2.3㍍)を間仕切りして通気孔つきの部屋を作り、収納スペースとしてレンタルしています。標準的には1拠点当たりコンテナ10基、35部屋を設置、月額料金(1部屋)5,000円~3万円程度で賃貸します。利用者は個人、法人、自営業者など。賃貸倉庫より割安、24時間出し入れ自由などの利点もあり、開業後月2件~3件の割合で利用者が増え、約1年で9割が稼働。その後も9割前後で安定稼働します。
 スペースプラスの最大の強みは土地開発力。本部の主要事業の一つが土地活用コンサルタントであるため、加盟者が望む地域で適地を見つけ、地主と交渉して確保するなど開発技術に長けているのです。借地で事業を行っている加盟者の8割が本部開発の土地を借りています。主な広告宣伝は開業時に作る看板やのぼり、管理人を置く必要もないので借地代とロイヤルティ以外経費もほとんどかからないため、利益率は高くなります。貴重品は保管されていないため盗難などのトラブルもなく、賃料滞納時の督促などは賃料保証会社が担当。加盟者の仕事は利用希望者への対応や月1~2回程度の見回りなどですが、本部代行も可能です。現在41拠点の管理を本部が代行しています。なお本部の加盟者支援は開業前の立地調査、加盟者の事業計画に合わせた広告宣伝提案、開業後の稼働状況に応じた広告宣伝提案など。現在加盟者87人中24人が2拠点以上展開中。


<コンテナ型レンタル収納スペース「スペースプラス」>

フランチャイズ展開開始年 2003年
直営拠点数 / 加盟拠点数(2010年9月現在) 76拠点 / 116拠点
個人加盟者経営拠点数、法人加盟者経営拠点数
(※個人加盟者=副業として事業展開。法人に個人事業主含む)
個人47拠点、法人69拠点
加盟者における業界未経験者の比率 ほぼ100%
標準拠点規模 / 標準投資額
(借地保証金など含む)
(※加盟拠点における所有地での展開数 / 借地での展開数: 50拠点 /66拠点)
土地面積約100坪。
コンテナ約10基 / 1,000万円 ~1,100万円
 


[事例3]洗濯代行サービス「ウォッシュ&フォールド」

(フランチャイズ本部:株式会社アピッシュhttp://www.wash-fold.com/)
~日常的に繰り返す洗濯だから高リピート率!「仕入れ・在庫」不要!~

株式会社アピッシュ

 ネット検索すればズラリと店舗が並ぶまでに浸透した洗濯代行。先駆者としてメディアに取り上げられてきたウォッシュ&フォールドのメインサービスは洗濯代行、クリーニング(取次)、コインランドリーです。他に専門業者に取り次ぐサービスとして、靴・かばん修理・クリーニング、洋服リペア、布団の水洗いを扱っています。洗濯代行利用者は専用バッグに衣類を詰め、店舗に集荷依頼するか持ち込みます。店舗では洗濯、乾燥、たたんで戻します。料金は集荷・お届けの場合、バッグの大きさにより、スモール1,800円、レギュラー2,800円。利用者の8割は個人客で、20代~40代の単身者、共働き世帯、高齢者世帯など、法人客はエステサロン、整体治療院、コンサートなどのイベント関係者など。なおリーマンショックも、洗濯代行利用にはほとんど影響がなかったそうです。
 店舗にはクリーニング師の有資格者を置く必要があるので、有資格者を雇うか、加盟者が資格を取ることになります。ウォッシュ&フォールドの加盟者は全員一度の試験で資格を取ったそうです。店舗開設の許可作業は基本的に本部主導で行います。パイオニアなので不動産業者などから開発計画情報などがいち早く入る状況にあるため、潜在商圏を的確に見つけ加盟店出店に結び付けています。加盟店の営業活動の内、衣類の受け渡し、洗濯、デリバリーなどはパート・アルバイトスタッフで対応可能。広告宣伝、法人への営業などは加盟者が行います。営業は本部が同行して指導します。開業前には最高30日間の研修、開業後は月に一度、スーパーバイザーが訪問指導します。


<洗濯代行サービス「ウォッシュ&フォールド」>

フランチャイズ展開開始年 2008年1月
直営店舗数 / 加盟店舗数(2010年9月現在) 4 店舗/ 4店舗
加盟者における個人加盟者、法人加盟者の比率
(※個人加盟者=脱サラなどから加盟したケース)
個人50%、法人50%
加盟者における業界未経験者の比率 100%
標準店舗規模 / 標準投資額
(デリバリー車両、店舗取得費別)
約18坪~25坪 / 約1,430万円
 


注目のFC分野・制度紹介!
執筆者:松本陽子

ツーウェイコミュニケーションズ代表。米国オベリン大学留学を経て桜美林大学英語英米文学科卒業。FCプランナー。加盟店、及び顧客開発に的を絞ったWebサイトコンテンツ、各種販促PR企画などの立案・制作・実施を中心に、FC本部のサポートを行う。「日経MJ」などの経営専門誌のほか「レタスクラブ」女性向けサイト「21Lady.com」など一般向け媒体にも寄稿。「フランチャイズ関連セミナー」などのコーディネーター、テレビ番組出演などを通じFC事業の啓蒙活動も行う。主な著書「中高年のためのFC店開業講座」「妻と夫のためのFC店開業講座」(いずれも共著・日本経済新聞社刊)

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