連載コラム

第65回 フランチャイズ・ショー2014 レポート

[ 2014年3月31日 ]

 3月5日~7日の3日間、「フランチャイズ・ショー2014」が東京ビッグサイトにて開催された。昨年、一昨年を中心に近年のフランチャイズ・ショーと比較した今年の特徴をレポートする。

入場者数は過去10年の実績で第3位

 今年の来場者数は3日間合計31,940人で、昨年の33,042人と比べて若干少なかったものの、3年連続で3万人を超えた。また、同時に開催したJAPAN SHOP 2014、建築・建材展 2014、リテールテックJAPAN 2014なども入場者数が昨年より減っていたが、これはフェアなどが各地で多数行われていたため来場者が分散したのだと考えられる。セミナーは、フランチャイズ本部・新規ビジネス立ち上げセミナー(有料1万円)が4本、フランチャイズ加盟希望者向けセミナー(無料)が12本、このほかに特別セミナーとして日本マクドナルド原田会長の講演やジェトロ共催の「サービス産業海外展開支援シンポジウム」などといった多彩な内容で盛況だった。

出展者数は史上最大

 今年の出展社数は190社で、昨年より1社の増加(昨年比±0%)にとどまったが、過去最大となった。殆どの業種において出展社が増加しており、それが全体の数字となって表れている。新規出展は、フードサービスが16社、小売業が9社、サービス業が7社と大幅に増え、小間数も昨年よりも10小間(+3%)増えて340小間となった。ここ数年は1小間出展社が増加傾向だったが、今年は小間数の多い出展者が増加したことも小間数増加の一因となっているのだろう。

 出展者数出展小間数
2012年168社
(+14社/+7%)
331小間
(+70小間/+27%)
2013年189社
(+21社/+13%)
330小間
(▲1小間/±0%)
2014年206社
(+17社/+9%)
340小間
(+10小間/+3%)
※()内は前年からの増減数/増減比。%は小数点第1位を四捨五入。

出展者の特徴

1. フードサービス業  
 出展社45社のうち新規出展社は16社(新規出展比率36%)と、昨年よりも新規出展比率は下がった。新規出展社は、日本マクドナルドや銀座ルノアール、フレッシュネスなど老舗の企業が目立った。
フードサービス業ではカフェが7社と最多になっており、昨年よりも2社増加している。また、ラーメンも7社で同じく最多となっているが、こちらは昨年より1社減少となった。
フードコートではペッパーフードサービスが「いきなり!ステーキ」のリブロースステーキ300グラムを1,500円で販売しており、3日間にわたり常に長蛇の列ができていた。

2. 小売業
 小売業は26社と昨年よりも1社減少した。新規出展比率も昨年とほぼ変わらず安定化傾向がみられる。
コンビニ大手4社が全て出展したのは3年連続。月刊コンビニによると、コンビニの2013年12月末の店舗数は5万2423店舗で、かねてから上限と言われていた5万店を上回り、さらなる店舗増加が見込まれている。2011年以降、社会インフラとしての機能が高く評価されており、客層も広がりを見せている。
また、今年はワールド子会社のワールドフランチャイズシステムズが、入り口付近で6小間を使用して出展していた。

3. サービス業
 サービス業は73社の出展で、昨年の66社に対して7社増加した。新規出展は29社で、新規出展比率は38%と、昨年の52%を大きく下回った。サービス業は新規参入と撤退の多い業界ではあるが、今年は安定化傾向だったといえる。
今年最大の出展者数だったのは学習塾等で21社。昨年よりも5社増加した。
続いて多いのが介護・デイサービスで10社、美容・エステ・フィットネスは9社だった。

 2012年2013年2014年
出展者数出展者比率出展者数出展者比率出展者数出展者比率
フードサービス業41社24%42社22%45社22%
小売業22社13%27社14%26社13%
サービス業63社38%66社35%73社35%
FC支援ビジネス4社2%6社3%11社5%
コンサルティング・相談・出版・海外9社5%14社7%16社8%
ビジネスパートナー募集15社9%19社10%33社16%
フードサービス開業支援サービス3社2%5社3%2社1%
店舗開発ショウ11社7%10社5%0社0%
合計168社100%189社100%206社100%
※ %は小数点第1位を四捨五入。

(中小企業診断士  山崎 泰央)

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執筆者:フランチャイズ研究会

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