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連載コラム

第94回 「第8回マカオ・フランチャイズ・エキスポ(MFE2016)」参加レポート

[ 2016年8月31日 ]

 2016年7月29日((レセプション+カンファレンス)から31日までマカオ・フランチャイズ・エキスポ(主催:マカオ貿易投資促進局)が開催された。会場は例年同様、ベネチアンホテルのイベントホール。物産展も同時開催で、昨年を超える来場者があったようだ。
 マカオ・フランチャイズ・エキスポは今年で8回目。我われ、フランチャイズ研究会は、第2回からマカオ貿易投資促進局の招待を受け毎年参加している。
 今年も昨年同様に、初日のカンファレンスにパネラーとして当協会の伊藤会長が登壇することになり、28日夜から伊藤会長を含む研究会メンバー4名がマカオに入った。
 今年は、日本から「From JAPANプロジェクト」として株式会社Global notes が中心となり10社のFC本部及び商品輸出を企画する企業がJAPANブースとして出展した。

「第8回マカオ・フランチャイズ・エキスポ(MFE2016)」参加レポート

オープニングイベントとカンファレンス

 MFEは年々国際化が進み、本年度はポルトガル、イタリア、ブラジル、インドネシア、中国、韓国、台湾の各国フランチャイズ協会や展示会の実施事業者が参加し、オープニングイベントの一つとして各国の代表による連携協定の調印式が盛大に行われた。
 午後からのカンファレンスでは、各国のFC協会に加えて、当協会会長の伊藤恭(中小企業診断士)もパネラーとして参加して行われた。
 フランチャイズ・ビジネスが一つのコンセプトによるビジネスとして「世界共通のビジネスフォーマット」で行われており、FCビジネスに携わるフランチャイザー、フランチャイジー、様々な支援組織(企業)にとって、「マーケットは世界に開かれている」というメッセージを強く打ち出したオープニングイベントであった。

展示会の概要と日本ブース

 今年のマカオ・フランチャイズ・エキスポの出店者数については、現在までマカオ貿易投資促進局から公式には発表されていない。
 3日間参加した実感としては、出展国、出店者数は前年よりも増加している(前年11カ国、168社)が期間中の来場者数はほぼ前年並み(前年14,500人(主催者発表)と感じた。
 昨年から、フィリピンFC協会やフィリピン企業の出展が無くなっているが本年はイタリア、ブラジル、インドネシアなどから新たに出展があった。

 本年は、初めてジャパンブースのゾーンが設置された。
 昨年まではいくつかの企業、団体の出展はあったものの、本格的なFC本部の出展によるジャパンブースという展開は初めてである。
 これは、日本の㈱Global notes JAPANが中心となり、「From JAPAN」プロジェクトとして10社の日本企業が出展したものだ。
 ジャパンブースは会場入り口正面に10ブースを一体として構成された。出展企業は「MILKISSMO Ltd.」:アイスクリーム、「TENTAKAKU Co.,Ltd.」:ラーメンいろは、「CHIBO HOLDINGS CO.,LTD」(千房:お好み焼き・鉄板焼き)、「MOYAN CURRY CO.,LTD」(もうやんカレー:カレー)、「GOLBAL NOTES JAPAN」(ペットトリミング)、「RICEBALL INC.」(おにぎり・お米)、「NOA BUILDINGS SERVICE Co.,LTD.」(定食酒場:定食居酒屋)「NEF INTERNATIONAL PTE.TLD.」(柳:和食レストラン)、「HOSHI CORPORATION」(化粧品)、「STARMARK」(貿易支援)の10社。FROM JAPAN事務局ブースと一体として構成された。

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フランチャイズシステムの国際展開への展望

 今回のFROM JAPAN ブース全体として、それぞれに現地企業や個人からの引き合いがあり、家族で改めて商談に訪れるケースやFC本部に対して投資の申し入れを行うケースも見られた。業種としては、ラーメン、カレーや居酒屋業態、アイスクリームなどに対する引き合いが多かったようである。(出店予定地の確認を求められたケースもあった)
 一方で、海外向けのパッケージ・契約内容については国内向けとは違い様々な形態を用意する必要があるが、その点では初めての出展という本部もあり、今後の課題として検討が必要と思われる。
 もう一つ、HFEに出展している海外の企業、FC協会から日本での展開や日本のFCショーへの出展の相談を受けた。これらの相談が来年の日経FCショーにどのような形で結実するか楽しみにしている。

(中小企業診断士 池田安弘)

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執筆者:フランチャイズ研究会

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