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連載コラム

「独自の販促活動で固定客を獲得!本部でも採用され全国加盟店の見本になる」 ~今年は最大級85坪の大型店に挑戦~

[ 2009年2月26日 ]

【FC加盟店】<お好み焼き「道とん堀」宇都宮インターパーク店オーナー 大村一夫さん(61歳)>

大村一夫さん  「道とん堀」宇都宮インターパーク店
写真左:大村一夫さん      写真右:「道とん堀」宇都宮インターパーク店

 ㈱油仁(あぶに)商店は2つの子会社と共に現在7業態で22店のFCを展開しているマルチフランチャジーです。本業は、明治10年(1877年)創業というLPガスと燃料油の販売業です。戦後はガソリンスタンドも経営していました。大村一夫さんは大学卒業と同時に実家の油仁商店に就職、1990年に社長に就任しますが、ガソリン販売部門の利益がどんどん落ち込み、まわりのスタンドも次々と閉鎖していくことに危機感をいだいていました。
 ついにガソリンスタンドの廃業を決断するわけですが、その自社物件跡地(112坪)を有効活用するためにDVD、CDなどのレンタルFCのTSUTAYA(当時はカルチュア・コンビニエンス・クラブ)に加盟したのがFC事業のはじまりでした(TSUTAYAのFCは子会社の㈱ビッグワンを設立して展開)。
 その後、TSUTAYAの大型化(400坪)に合わせ、広い立地に移転するためスクラップ&ビルドを繰り返し、現在は400坪クラスを8店舗展開。そして、スクラップした小型TSUTAYAの跡地を活用できる飲食店FCに加盟していきます。
 まず、2000年にとんかつ業態のFC店を手がけます。一挙に3店舗をオープンする予定でしたが、自社物件以外には幹線道路の角地という好立地がなかなか見つからずにいたとき、出会ったのが一等立地でなくとも展開できるというお好み焼き業態でした。
 大村社長はスタンド経営の経験から、立地選びが大きなポイントという持論を持っていました。ところが、「一等立地でなくても出店できる面白い業態があるという情報を信頼する不動産担当者から得ました。それがお好み焼きの"道とん堀"だったのです。本部の説明を聞き、お好み焼きは昔から根強い人気の飽きがこないメニューであること、客単価が高くとれる可能性があること、そして賃料が安い二等立地にでも出店できるので地道に商売していけば採算が合う業態であると判断しました」と語ります。2002年10月に1号店、2003年3月に2号店、4月に3号店とたてつづけにオープンしています。
 「お好み焼きという業態は、営業力が売り上げを左右します。チラシに添付したクーポン券を持参されたお客様にはさらに10枚綴りのクーポン券をさしあげるなどの販促を実施しています。これが固定客やファミリー客の獲得につながっていると思います」と語ります。
 この販促策は道とん堀本部でも採用され、全国のFC店に推奨されているそうです。さらに宴会コースを積極的に販促するなど、独自の集客活動と営業力によって客単価を伸ばし、2004年10月に開店した4号店の宇都宮インターパーク店は全国でも上位にランクされる好調店になっています。
 また、大村社長は"飲食店は店長の店舗運営力で決まる"という考え方から、社員教育にも熱心で、忙しい時期でも本部の研修制度には必ず社員を参加させることにしています。この3月にオープン予定の5号店は最大級(85坪クラス)店舗で、現在着々と準備を進めているところです。

●道とん堀FC本部のホームページ
http://www.dohtonbori.co.jp/

【大村一夫さんプロフィール】

1947(昭和22)年、栃木県生まれ。1970年早稲田大学社会科学科卒業後に実家の㈱油仁<あぶに>商店に就職。1990年に同社代表取締役に就任(現在はLPガス・燃料油の直販のみ)。FC事業には、2000年に「とんかつ専門店FC・かつや」に加盟(現在3店)、2002年「洋菓子専門店・シャトレーゼ」にFC加盟(現在1店)、2002年「お好み焼きFC道とん堀」に加盟(現在4店舗)。最初に加盟したFCであるTSUTAYA (当時のカルチュア・コンビニエンス・クラブ)は子会社の㈱ビッグワンを設立して展開(現在8店)。同社ではインターネットカフェFCのビッグワンカフェ(1店)とドトールのエクセルシオールカフェFC(1店)も展開する。もうひとつの別会社オーケーコーポレーション㈲ではブックオフFCを4店展開しているマルチフランチャイジー。

(2009年1月取材 フリージャーナリスト・住吉 元)→筆者紹介

「道とん堀」宇都宮店 データ

■加盟者・ビジネスパートナー概要

法人名・オーナー名(年齢):株式会社油仁(あぶに)商店代表取締役 大村一夫(61歳)
前職(または本業):LPガスおよび燃料油販売業
社員数:16名
設立年:1877年に燃料油販売業の油仁商店を創業。法人設立は1965年5月
資本金:1,000万円
年商(グループ全体、FC事業実績)  2008年度見込み、約7億5,000万円。
グループ会社の㈱ビッグワンは約37億円、オーケーコーポレーション(有)は約2億円

■店舗概要

店名:「道とん堀」宇都宮インターパーク店
電話番号:028-657-5963
店舗住所:栃木県宇都宮市中島町890
店舗アクセス方法(最寄駅など):JR宇都宮駅より車で15分
FCの開業年:2004年10月
店舗坪数、席数:50坪、席数93席
立地条件(駅前、郊外型など)、営業時間:郊外型 11:00~23:00
開業資金(50坪モデルケース):リース対応なし約4,185万円、リース利用時2,578万円

■経営実績表(2008年度月平均)

売上高7,000,000円
原価2,500,000円
人件費1,600,000円
地代家賃700,000円
リース料200,000円
減価償却費
水道光熱費300,000円
ロイヤルティ(売上げの5%)350,000円
その他経費750,000円
営業利益600,000円

※データに関しては、加盟店、店舗オーナーまたは本部から提出していいただいた情報をそのまま掲載しています。
※加盟店オーナーのご意見は貴重ですが、これらは無数にあるFCビジネス・各種代理店事業に関する情報の一つです。自ら(もしくは自社)に最適なFC・各種代理店事業と出会うためには、各自で情報収集を重ねていく必要があります。

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