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マクドナルド、ベトナム進出へ、外資ファストフード、攻勢相次ぐ。

[ 2012年9月7日 / 日経MJ(流通新聞) ]

ロッテリアやケンタッキー 店舗網を拡大

 【ハノイ=伊藤学】ファストフードを中心に米国などの外食チェーンがベトナム市場で攻勢をかけようとしている。マクドナルドやスターバックスが進出計画を進めるほか、ケンタッキーフライドチキンやロッテリアは店舗網拡大を急ぐ。同国は人口約9000万人を抱え、所得向上で食生活も欧米化しつつあり、消費市場として注目度が高まっている。

 ベトナムは2009年に外資100%での小売業進出を解禁。外資には2店目以降を出す際に審査を課すなど参入障壁は残るが、地元企業との提携やフランチャイズチェーン(FC)方式での進出が本格化してきた。

 米ハンバーガーチェーン大手、マクドナルドは8月下旬にベトナム計画投資省と会談し、進出方針を伝えた。地元メディアによれば、「店舗や仕入れネットワークを共同展開する地元パートナーを探している」(同社幹部)という。

 今後1年から1年半のうちに計画を固め、約2年後をメドに出店を始める方針。1号店の出店候補地はホーチミン市が有力とみられる。

 同じく米ハンバーガーチェーンのジョニーロケッツも13年に進出を計画する。同社は米国を含む世界16カ国で約300店を展開。地元企業とのFC契約により今後10年で10店を開く予定だ。

 米アイスクリームチェーンのハーゲンダッツは8月初旬、ホーチミン市に1号店を開いた。商品は10年から販売されているが、専門店は初。同じアイスクリーム店では米バスキン・ロビンスが1月以降、ホーチミン市内に8店を開業。地元企業と提携し5年で最大50店を展開する計画だ。

 大手コーヒーチェーン、スターバックスのハワード・シュルツ最高経営責任者(CEO)は昨年、「13年にベトナムへの進出を計画している」と言明。既に同国で自社ドメイン名を取得し、店舗用地の選定なども進めているようだ。イタリアのイリーや地元勢なども店舗網拡充に動き、競争激化は必至だ。

 ベトナム商工省によれば、同国の11年のファストフード市場は8700億〓(約33億円)で前年比3割増と急成長。特に外資系チェーンは若者を中心に支持が厚い。

 1997年に進出した米ケンタッキーフライドチキン(KFC)はベトナム全土に約100店を展開。年末までに116店に増やす。韓国系のロッテリアは今後5年で店舗を140店から200店に増やす方針だ。

 日本の外食大手はまだ進出しておらず出遅れ感がある。ただ、イオンが14年にホーチミン市で予定するショッピングモールの開業に合わせ、「日本の外食チェーンを誘致する可能性は高い」(同社関係者)という。

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