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セブン、JR西駅ナカに開業、商品開発でも連携。

[ 2014年6月6日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 セブン―イレブン・ジャパンと西日本旅客鉄道(JR西日本)は、JR京都駅など駅構内5カ所に「セブンイレブン」を4日に出店した。3月に発表した業務提携の第1弾で、2014年度中に50店に増やす計画を明らかにした。駅ナカの一等地を独占し、手薄な西日本での知名度を上げてシェア首位を奪う考えだ。

 両社は商品開発などでも連携する。4月末で940万枚を発行し、電子マネー機能も持つJR西のIC乗車券「ICOCA(イコカ)」の購買データを使い、西日本の消費者の嗜好に合う商品づくりを検討する。セブンは営業基盤が弱かった西日本地域で、消費者の需要に即応した商品を適時投入。同地域に強いローソンなどに対抗する。

 セブン―イレブン・ジャパンの井阪隆一社長は1号店開業式典で「JR西日本と提携できたのは無上の喜び。セブンイレブンに変えて良かったと思ってもらえるように今日から汗を流したい」とあいさつした。

 セブンはコンビニ最大手ながら手薄だった西日本でシェア首位を奪うため、JR西との提携にこだわった。1日500万人の輸送人員がある同社の駅ナカの一等立地を独占し「セブンイレブンの看板を毎日乗降客に見てもらえば、西日本でのブランド力の向上にもつながる」(井阪社長)とみる。

 近畿・中四国での店舗数はセブンの約3100に対して、ローソンは約3400。西日本ではかつてダイエーグループだったローソンが先行する。セブンは西日本の平均日販(1日1店当たりの平均売上高)が東日本よりも低い。

 セブンは今回の提携で空白地4県の1つである鳥取県への出店立地も確保しており、全国制覇を視野に入れる。ただローソンが西日本での基盤固めを強めるほか、駅ナカなど「特殊立地」での店舗展開はファミリーマートなどが先行する。陣取り合戦が過熱するコンビニ業界で、セブンがシェア首位を奪うにはJR西との提携効果を早期に創出する必要がある。

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