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ローソン4年連続最高益、3〜5月営業、総菜好調で採算改善、女性客の開拓進む。

[ 2014年6月24日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 ローソンの2014年3〜5月期連結営業利益は、170億円弱と前年同期比2割弱増えた公算が大きい。3〜5月期として4年連続の過去最高更新となる。コンビニエンスストアの店内で調理する総菜など好採算品の伸びが業績を押し上げた。健康に配慮した商品の品ぞろえを増やし、女性客の開拓も進んだ。

 今期から減価償却の方法を定率法から定額法に変更。償却負担が軽減したことも寄与したが、この影響を差し引いても営業最高益を達成したようだ。

 売上高に当たる営業総収入は横ばいの1190億円程度だったもよう。直営店から、原則手数料のみを収益計上するフランチャイズチェーン方式に転換を進めたことで、売り上げが目減りしたが販売好調で補った。3月は消費増税前の駆け込みでタバコのまとめ買いをする人が増加。4、5月は逆に反動減が出たが、差し引きでの影響はほぼトントンになったようだ。

 1個税込み154円のメンチカツ「ゲンコツメンチ」など、価格は高いが品質を重視した総菜が好調。糖質を抑えた「ブランパン」のほか、鉄分や食物繊維など特定の栄養を重点的に補給できる「摂取サラダ」などの品ぞろえ強化も、健康志向の女性固定客の増加につながった。

 コンビニ業界はセブン―イレブン・ジャパンやファミリーマートの新規出店加速の影響で競争が激化しているが、既存店売上高は前年比プラスを確保したようだ。

 利益を押し上げたのは採算改善の取り組みだ。ローソンは原材料の仕入れを手掛ける「原材料仕入部」を持つ。店舗で抽出するいれたてコーヒーで使う豆や、弁当などの総菜に使う肉などの一括購買を進めている。為替水準をにらみながら最適仕入れを行うことで合理化が進み、利益率が改善した。

 純利益も前年同期(71億円)を上回り過去最高となったもよう。新規出店の立地審査などを厳格化したことで不採算店を削減。店舗の収益性が見込みを下回った際に計上する減損損失を低水準に抑えた。

 15年2月期については、営業利益が前期比10%増の750億円になるとの従来予想を据え置く公算が大きい。3〜5月期の利益進捗は社内計画を上回ったようだが、コンビニは冷菓や飲料が伸びる夏場が書き入れ時となる。独自商品の開発で消費意欲をさらに喚起できるかがカギになる。

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