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生鮮強化型とカフェ併設型、相次ぎ開業、サークルKサンクス・竹内社長、「3年後のコンビニつくる」、ユニーのノウハウ活用。

[ 2014年6月30日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 ユニーグループ・ホールディングス傘下のサークルKサンクスは、「生鮮強化型」と「カフェ併設型」という2タイプの新業態を相次いで開業した。既存店売上高の低迷が続くなか、他のコンビニエンスストアには無い特徴を前面に出して対抗する。

 27日に生鮮強化型コンビニ「サークルKフレッシュ」の1号店を名古屋市で開いた。入り口近くに生鮮品を配置し、店内奥に総菜売り場を設けるなど、ミニスーパーを意識したレイアウトとなっている。

 売り場面積は約240平方メートルと通常店舗の1・8倍。取扱商品数も4500種類で、生鮮品や総菜を中心に約1000種類多い。低価格商品を増やす一方で、3000円を超えるワインなど、コンビニとしては高単価な商品も扱う。単身の女性から高齢者まで幅広い需要を取り込む狙いだ。

 1号店では焼きたてパンも提供。パンや総菜は調理工程を店内から見えるようにし、スーパーのように出来たてを来店客に感じさせるつくりになっている。サークルKサンクスの竹内修一社長は「従来のコンビニの延長線上ではなく、グループのスーパー(のノウハウ)と融合させた」と話す。

 レジやバックヤードで従業員の動きを効率的にする"カイゼン"の取り組みも進める。積み上げたノウハウは既存の店舗でも導入していく考え。さらに、サークルKフレッシュで人気が出た総菜は可能なものから他店でも販売する。

 ユニーグループは小型業態を中部ではサークルKフレッシュ、首都圏ではミニスーパーの「ミニピアゴ」を中心に展開していく考えだ。

 一方、東京都中央区では25日に「K'sCAFE」を開業した。既存のサンクスに併設しており、カフェ部分の内装は黒と「うぐいす色」を基調として「和モダン」を意識したという。

 くつろげるソファを26席そろえ、コーヒー(レギュラーで250円)やスムージー、ごはんとドリンク、サラダのセットメニューなどを提供する。サンクスで購入した商品は持ち込めない。

 30〜40代の女性が長時間くつろげるスペースとすることで、従来取り込めていなかった客をコンビニにも誘導したい考え。3年後をめどに、関東・中京エリアに100店舗展開する計画だ。

 大手コンビニ各社が積極出店を続けるなか、サークルKサンクスを取り巻く環境は厳しい。竹内社長は「飽和した(コンビニ市場の)中にどっぷりつかってしまっていては落ちていく」と強調したうえで、「新しい取り組みはリスクはあるが、3年後のコンビニのあるべき姿をつくりたい」と力を込める。

(水口二季、名古屋支社 小林宏行)

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