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ニトリHD、営業益最高、3〜5月3年連続、高価格商品伸びる、増税や円安の影響吸収。

[ 2014年6月26日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 家具チェーン最大手、ニトリホールディングスの2014年3〜5月期連結営業利益は210億円強と前年同期比1割以上増え、3年連続で過去最高益を更新したもようだ。品質を引き上げる代わりにやや価格が高めの商品の売れ行きが伸びた。コストを減らし、消費増税による悪影響と円安による輸入採算の悪化を吸収する。

 売上高は1100億円強と約1割増えたもよう。店頭では5万円弱のソファなど従来より単価が2割程度高いが、品質やデザイン性を高めた家具や雑貨の品ぞろえを充実させた。所得水準の高い中高年層など新たな顧客の開拓につながり、来店客が増えた。消費回復の効果で高めの価格の商品の売れ行きが伸び、客単価も改善したようだ。

 4月の消費税率引き上げによる駆け込み需要の反動は比較的軽かったとみられる。3月の既存店売上高(20日締め、2月21日〜3月20日)が前年同期比27%増、4月は15・1%増だったのに対し、5月は7・5%減にとどまった。3〜5月合計ではプラス圏を保ったとみられる。

 ニトリは商品の7〜8割を海外で生産するプライベートブランド(PB=自主企画)が占める。円安が進み、商品を輸入する際の採算が悪化して粗利益率を押し下げたもよう。素材や仕様を見直して商品ごとの採算性を改善したほか、自社物流の比率を高めて外部委託費を減らすというコスト削減によって営業増益につなげたようだ。

 15年2月期通期は営業利益が前期比3%増の650億円と、28期連続の最高益更新を見込む。14年3〜5月期の利益は計画を上回ったもようだが、予想される冷夏による販売減の影響などを考慮し、従来予想を据え置く公算が大きい。

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