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100円ショップ出店加速、今年度ダイソー140店、セリア110店、増税後の節約志向に照準。

[ 2014年8月19日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 100円ショップ大手4社の2014年度の新規出店が450店と13年度比で6%増える見通しだ。業界2位のセリアは16%増の110店を計画。最大手の大創産業も年間140店前後のペースを維持する見込み。消費増税後の消費者の節約志向を取り込むために精力的な出店を続ける。

 セリアは15年3月期の出店数が5年ぶりに100店を上回る。退店予定の約30店を差し引いた店舗の増加数は約80店と過去最高水準を見込んでおり、来年3月末の総店舗数は1250店前後に達する見通し。

 大都市圏の商業施設や駅ビルのほか百貨店に展開する。出店の中心になるのは07年から展開する「カラー・ザ・デイズ」。女性客に的を絞ったシンプルなデザインの生活雑貨をそろえ、売り場には明るい照明を使う。既存店の改装と合わせ、総店舗数に占める比率を現在の約3割から来年3月末には4割以上にする。

 3位のキャンドゥは14年11月期に前期から3割多い80店を出店。「シルク」や「ミーツ」などを展開するワッツは、14年8月期に当初計画の80店を大きく上回り、前期比1割増の120店を出したもようだ。退店数はキャンドゥが約40店、ワッツが約50店の見込みで、総店舗数はいずれも大幅に増える。

 「ダイソー」を運営する大創産業はここ数年と同様、年間140店程度の出店ペースを続ける見通しだ。各社は4月の消費増税後に消費者の節約志向が高まることで100円ショップの需要が高まると見込んでいた。上場する3社のうち、セリアは増税後も7月まで既存店売上高がプラスで推移している。

 キャンドゥとワッツは既存店売上高がマイナスの月が多いが、「年後半にかけて回復する見通し」(キャンドゥ)、「8月は前年並みに戻る可能性もある」(ワッツ)など、客足が戻るとの手応えを背景に出店数を増やす。

 15年度もセリアが14年度計画の110店を上回って出店する方針。キャンドゥも14年度並みの出店ペースを続ける意向だ。

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