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おでん、食材・製法競う、コンビニ、販売本格化――セブン、下味に追いがつお、ローソン、高級魚を練り込む。

[ 2014年9月5日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 コンビニエンスストアでおでんの販売が本格化してきた。大手各社は高級魚などの高品質な食材や製法にこだわったつゆなど商品を改良。割引セールなども通じて来店客にアピールする。気温が下がる9〜10月はおでんが最も売れる時期でもあり、スタートダッシュで固定客をつかもうと懸命だ。

 セブン―イレブン・ジャパンはおでんの具材やつゆをすべて見直した。「味しみ大根」(75円)は下味に追いがつおを使用して、だしの風味を向上させた。「味付けたまご」(90円)は鶏の餌にもこだわり、植物性飼料を配合した「スウィート卵」を使いすっきりした後味に仕上げているという。

 1日からは6日間限定で「おでん70円セール」を始めた。150円未満のおでん全品を70円で販売する。「気温が下がってきたこともあって出足は好調」といい、2014年度はおでんの売り上げを前年より15%伸ばす計画だ。

 ローソンもおでんの具材やつゆの品質にこだわる。店頭で具材を煮込む前に、つゆに「焼津産かつお節」を入れることで、風味と香りを引き出すという。

 具材もハモのすり身を使った「鱧入り焼ちくわ」(108円)や高級魚のグチのすり身を入れた「さつま揚」(103円)など、高品質の商品をそろえる。湯葉を使った「とろとろ湯葉だんご」(113円)といった健康志向の顧客に向けた商品も充実させる。

 ファミリーマートは商品の改良と同時に価格も改定した。これまでは1円単位の端数が出ていたが、合計金額が分かりやすいように1個80円から200円まで、10円単位で5種類に改めた。14年度のおでんの売り上げは前年よりも1割増を見込んでいる。

 サークルKサンクスは定番人気の「味付たまご」(95円)にユニーグループのプライベートブランド(PB=自主企画)のタマゴを使う。10月中旬以降は「ねじり焼きちくわ」(110円)などの変わり種商品を1カ月ごとに投入して、バリエーションを広げる。

 コンビニ各社はシニアや女性を取り込むために総菜や店内調理品の充実を進めている。おでんは酒類などとの合わせ買いも見込めるだけに、各社とも販促などにも力を入れていく。

【表】コンビニ各社はおでんの販売に力を入れる 

今年の特徴 

セブンイレブン 
つゆと具材を刷新。値引きセールなどで集客する 

ローソン 
調理に一手間を加えてつゆに風味を出した。健康志向の商品もそろえる 

ファミリーマート 
合計料金がわかりやすいように価格を10円単位に改定 

サークルKサンクス 
グループのPBを使った具材を販売。毎月変わり種の新商品を投入する

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