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「LINE」店舗にも浸透、アカウント10万件突破、小売りや飲食、クーポン配信。

[ 2014年9月26日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 小売りや飲食などの店舗で無料対話アプリ「LINE」の導入が広がっている。店舗によるアカウントの開設数は国内で10万件を突破。クーポン配信や予約の受け付けに利用されている。個人間の連絡で普及したLINEが、身近なビジネスの場に浸透してきた。

 店舗がアカウントを持てるサービス「LINE@」は2012年12月に開始。当初はアカウント開設が有料で、店舗から顧客に情報配信できるだけだった。今年5月に無料プランを新設したほか、店舗と顧客が双方向にやりとりできる機能を追加。店舗アカウントの開設数は機能改善から4カ月で約3倍に増えた。

 パルコは国内全19店にそれぞれアカウントを設け、各店のテナントやイベントの情報を配信している。アカウントに登録して情報を受け取る顧客は合計で42万人に上る。松本パルコ(長野県松本市)では7月に登録者限定のセールを初開催。アカウントの運用は各店に任せているが、半年に1度、担当者を集めて効果的な使い方を学ぶ研修を実施している。

 居酒屋「串カツ田中」を運営するノート(東京・渋谷)はLINEの利用を現在の20店から10月に全63店に拡大する。アカウントの新規登録者には串カツを無料で提供している。来店客のアカウント登録率は平均2割に達する。登録者には、さらにビールが半額になるクーポンなどを配信して再訪を促している。大須賀伸博次長は「コミュニケーションをとることでリピーターになる可能性が高まる」と話す。

 個人経営の小規模店舗でも導入が進んでいる。東京都日野市の「美容室サプリ」では、予約の受け付けにLINEを利用する。従業員は4人で混雑時は電話対応が難しかったが、「LINEなら予約を取り逃がすことがない」(オーナーの二平彦吉さん)。LINE経由で月10件程度の予約が入るという。

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