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セブンイレブン、関西の味どこまでも、総菜の7割、地元仕様に。

[ 2014年10月17日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 セブン―イレブン・ジャパンが地域の嗜好に合わせた商品の開発に力を入れている。昨年4月に西日本プロジェクトを設立。関西の市場に並ぶ食材や飲食店の味を徹底的に研究し、今秋にも弁当や総菜の7割を関西仕様に切り替える。目指すのは地元の人々から「セブンの味は慣れ親しんだ味」と感じてもらうこと。セブンの西日本の味への挑戦を追った。

 「関西で使う昆布はこれくらいの厚みが必要だろう」「種類は真昆布がいいですね」――。こんなやりとりをしながら「大阪の台所」と呼ばれる黒門市場(大阪・中央)に足を運ぶのはセブンイレブンの西日本プロジェクトのメンバーだ。この春に同プロジェクトを発足して以降、ダシのベースとなる昆布などの乾物を市場や商店街で見て回ったり、老舗の料理店を食べ歩いたりしている。

 メンバーの1人、中村功二シニアマーチャンダイザーは「関東の人が勝手に想像した“関西風”になってはならない」と肝に銘じている。1974年に日本に1号店が開業したセブンイレブンだが、関西に進出したのは91年から。今では全国1万7千店中、関西の2府4県に約2千店を展開するものの「東京に本部があるため、多くの商品は関東の味が基準となっていた」(中村氏)

 しかし、コンビニは総菜や弁当が充実し、消費者も日常的に利用することが当たり前。このため、食べ慣れた味とのちょっとした違いで売り上げに差が出る。そこで立ち上げたのが西日本プロジェクトだ。

 同プロジェクトでは実績のあるメンバーも参加し、関西の味を一から研究している。リーダーには高級プライベートブランド(PB=自主企画)のカップ麺「セブンゴールド 日清名店仕込みシリーズ」を担当した石橋誠一郎氏が就任。中村さんも大ヒットとなった「金の食パン」の開発に携わった1人だ。

 「1つの商品だけを変えても『セブンイレブンの味はおいしい』とはならない。そのためには関西の歴史や食文化を学ばなければ、地域の人々の嗜好を反映した商品はできない」と石橋リーダーは狙いを語る。

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