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アマゾン商品、店頭注文、ローソン1万2000店で、数千万品目、受け取りも。

[ 2014年11月3日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 ローソンはインターネット通販大手、アマゾンジャパン(東京・目黒)の商品をコンビニエンスストアで購入できるサービスを始める。2015年春をめどにアマゾンが扱う数千万品目の商品を全国1万2千店の「ローソン」で注文し、受け取れるようにする。ローソンは店頭の品ぞろえを補完できる。アマゾンはネットで取りこぼしてきた消費者の開拓につなげる。

 店頭情報端末「ロッピー」を使ってアマゾンの商品を注文できるようにする。小売りチェーンの実店舗でアマゾンの商品を注文できるのは世界でも珍しい。

 ネットに不慣れな高齢者やクレジットカードを持てない未成年者でも通販を利用しやすくなる。個人情報の漏洩を懸念する人や留守の多い会社員らが、職場への行き帰りなどに商品を受け取ることも可能になる。

 コンビニは売れ筋商品を中心に扱い、品ぞろえは3千品目程度にとどまる。ローソンはアマゾンとの提携で競争力を高める。ネットサービスと店舗網を融合する「オムニチャネル」の新しい形となる。

 両社は5日から静岡県内の約200店のローソンで始める。画面上で商品を選んで電話でオペレーターと話して注文し、端末が発行するレシートを使って店内のレジで代金を払う。

 注文した商品は最短で2日後に店頭で受け取ることができる。利用状況を踏まえて使い勝手を高め、15年春にも全国にサービスを広げる方針だ。

 両社は既に始めているアマゾンの商品のコンビニ受け取りサービスの利便性も高める。これまでは店頭で受け取る際に手続きが煩雑だったが、4日からはアマゾンが購入者のスマートフォンなどにバーコードを発信し、レジで提示するだけで商品をすぐに受け取れる仕組みに変える。

 ローソンは今後もアパレルやメーカーなどアマゾン以外の企業とも組み、コンビニを拠点に消費者がほしい商品をいつでも購入できる体制を整えていく。

 ネット通販市場の急拡大を受け、小売り大手は相次いで自前の店舗網とネットのサービスの連携を目指すオムニチャネル戦略を本格化している。

 セブン&アイ・ホールディングスは15年中にもグループの百貨店やスーパー、専門店が扱う約300万品目の商品を対象にコンビニ「セブンイレブン」店頭での即日受け取りサービスを始める。ファーストリテイリングもカジュアル衣料「ユニクロ」のネット通販で商品を即日配送する体制づくりに乗り出す。

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