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ミスド、コンビニに対抗――ドーナツ値下げで火花、企業競争に消費者は歓迎(ツイッター分析)

[ 2016年4月25日 / 日経産業新聞 ]

 コンビニエンスストア各社とダスキンが運営する「ミスタードーナツ(ミスド)」がドーナツの販売で火花を散らしている。短文投稿サイト「ツイッター」のツイート(つぶやき)を分析すると、ミスドが主力商品を値下げする報道が伝わった3月下旬以降、味や価格を比較するツイートが急増した。競争の激化で、サービス向上への期待が高まっているようだ。

 調査期間はミスドの値下げが伝わる前の3月17日から4月17日まで。「コンビニとドーナツ」または「コンビニとドーナッツ」に関するつぶやきは計6378件で、このうち「ミスド」が含まれているツイートは2135件に達した。3人に1人が両者を比較していたことになる。

 最初につぶやきが集中したのがミスドが主力商品を1〜2割値下げするとの報道が伝わった19日で393件。このうち65%が「ミスド」を含んだつぶやきだった。ミスドでは140円の商品が108円になるなど、100円前後が多いコンビニのドーナツに価格帯が近づいたことで、「朗報?」「競争は素晴らしい」と歓迎する声が多く集まった。

 ミスドが「店舗てこ入れへ」と報道された3月24日にも、439件のつぶやきがあった。「ブランドのイメージ向上を狙っているのでは」「コンビニとミスドの(商品の)ラインアップが似てきている」といったコメントが寄せられた。

 4月11日以降は春の新作ドーナツについての話題が広がった。「久しぶりにドーナツ食べたい」と商品に関するつぶやきが目立った。一方で、「無理な経営をしないでおいしく低価格で食べられるようにして欲しい」「コンビニの人気が出てきて値下げするミスドは窮地なのでは」と、行き過ぎた競争を心配する声も上がった。

 味の評価は分かれた。コンビニのドーナツを支持するコメントでは、「油こくなくておいしい」「手軽に買えるのが便利」などの声が出た。セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど大手の商品に対する意見が比較的多かった。ミスドについては、「コンビニドーナツに比べておいしい」と主力商品に根強い人気が見られた。

 NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューション(東京・品川)が、ツイッター上の口コミから関連ワードを集めてツイートを分析した。

(花井悠希)

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