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鳥貴族、関東軸に100店出店、来期、過去最大、認知度向上も視野。

[ 2016年5月11日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 焼き鳥チェーンの鳥貴族は2017年7月期に、フランチャイズチェーン(FC)店も含めて過去最高となる100店の出店を目指す。居酒屋チェーン各社の業績が振るわない中で、税抜き280円均一の価格が支持され、既存店売上高は前年同月比8%増程度で推移している。関東を中心に出店を強化する。

 鳥貴族は現在、関東と関西、東海で店舗を運営する。16年7月期は直営60店とFC20店を出す予定で期末店舗数は493店を見込む。16年7月期の投資額は数十億円。大倉忠司社長は「関東1都3県には十分な出店余地がある」としてターミナル駅から郊外の駅まで店舗網を拡大する。ビルの2階など賃料が安い場所を選んで店コストを抑えており、ファストフード店や居酒屋が撤退した物件にも出店を進める。

 21年7月期までに1000店を目指しており、FCよりも直営による出店を重視し、将来は直営の出店ペースを年100店程度に増やす考えだ。

 アルコール離れや節約志向に伴う客数減で居酒屋各社は振るわないが、鳥貴族は15年8月〜16年4月の既存店売上高が前年同期比8・4%伸びるなど好調を維持している。「家族連れや中高年の客が増えている」(大倉社長)という。メニュー値上げで客足が遠のいたファミレスなどからの顧客流入もあるようだ。4月に東証1部にくら替えしており、関東や東海でのブランド認知度向上も見込める。

 大量出店を控え、人材獲得も急ぐ。同社は社員の3分の1がアルバイト出身。15年7月期まで離職率が15%を超えていた。今期から採用担当者による相談を実施するなど採用後のフォローを充実させ、離職率は10%を下回る見込みだ。

 居酒屋大手も国産鶏を使う焼鳥店の展開を始めている。コロワイドや大庄も焼鳥店の多店舗化を急いでいる。他社に先行する鳥貴族は鶏以外の食材でも100%国産化を進めるなどブランド価値向上で差異化を進める考えだ。

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