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古着販売、実店舗で、ブックオフ系、SC軸に販路拡大。

[ 2016年6月3日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 ブックオフコーポレーションの100%子会社で衣料品などを訪問して買い取るハグオール(東京・中央)が販路を広げている。衣料品の買い取りや古着の販売が増えているため、従来のインターネット販売に加え、実店舗でも買い取った衣料品を取り扱う。ショッピングセンター(SC)を中心に期間限定店を出すなどして2017年3月期に現在の2倍以上の30〜40店に増やす。

 ハグオールは3月からララガーデン(埼玉県川口市)やアリオ鷲宮(埼玉県久喜市)、ららぽーと海老名(神奈川県海老名市)内に出店を始めた。店舗名は「ハグオール ファッション」。1〜6カ月の期間限定で現在は全国の商業施設に約15店舗を展開している。

 販売する商品の8〜9割が衣料品だ。男女やジャンルを問わず、季節物からブランド服まで数多く取り扱う。購買層は「別の目的で商業施設を訪れた来店者も含め、20〜60歳代と幅広い」(平山俊介取締役)。店舗でばらつきはみられるが、一店舗で1日50〜100点ほど売れるという。

 今後も販売店舗を徐々に増やす方針だ。関東圏の商業施設を軸に新規出店し、今期中には30〜40店規模まで店舗網を広げる。リユース市場は好不況の波に大きく影響されず、市場拡大も期待できるという。

 同社は13年の設立。ブックオフの新業態として事業を始めた。買い取りに力を入れており、自宅訪問のほか店舗やロッカー、宅配買い取りを実施する。買い取った商品は楽天市場や、オークションサイト「ヤフオク!」で販売。地方のリサイクル店向けに卸売り販売もしているが、実店舗の展開はなかった。

 近年、買い取り点数は年2・7倍と急増。新たな販路を拡大する目的で、商業施設内に臨時店舗を設けることにした。増加する買い取りについて、「百貨店からの紹介で訪問する顧客は年配の人が多い半面、ロッカーや宅配買い取りの年齢層は比較的低い」(平山氏)という。アイテム数や品ぞろえの充実も、出店する決め手となった。

 同社の16年3月期の売上高は10億円弱。今期はネット販売だけでなく、催事販売の売り上げも業績拡大に寄与する見込みだ。17年3月期の売上高は約40億円まで増えると予想している。

 環境省によると15年度のリユース市場(自動車やバイクなどを除く)の規模は1兆574億円。12年度より3%増えたようだ。景気の先行きが不透明で消費者の節約志向が強まるなか、古着の買い取りや販売の需要が一段と膨らみそうだ。

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