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さが美、ファンド傘下に、ユニーGHDが売却、再建進める。

[ 2016年8月19日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 呉服専門店のさが美は投資ファンドのアスパラントグループ(東京・港)傘下に入り、経営再建を進める。親会社のユニーグループ・ホールディングスは保有するさが美の全株式(発行済み株数の54%)をアスパラントに12億円で売却する。少子化やレンタルの普及などで呉服販売が減り、2012年2月期から営業赤字が続いていた。

 アスパラントが組成する投資ファンドのTOB(株式公開買い付け)にユニーGHDが応じる。アスパラントはさが美に取締役を派遣する。さが美はアスパラント傘下入り後も引き続き東京証券取引所1部に株式を上場するとしている。

 さが美は首都圏や中部地方の総合スーパー(GMS)を中心に約170店を抱え、競合他社が価格の安い浴衣などで若者を取り込む動きをみせるなか、固定客を中心に売り込んでいた。

 3月には、きもの事業で不採算の22店舗を17年2月末までに閉鎖すると発表。5月には「オレンジハウス」などのブランド名でインテリアや雑貨を扱っていたホームファッション事業から撤退した。16年2月期の売上高は207億円で17年2月期も減収を見込む。

 矢野経済研究所(東京・中野)によると、15年の呉服市場は前年比1・8%減の2805億円。80年代のピーク時から約6分の1まで市場は縮小した。少子化で新規顧客が減ったり、レンタルが普及するなどして需要が低迷している。

 競合も苦戦している。振り袖販売を手掛ける京都きもの友禅の16年3月期の売上高は前年同期比10%減の124億円。4年連続で減収だった。

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