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100円ショップ海外展開加速、キャンドゥ、中国で店舗倍増、大創、南米進出へ。

[ 2009年8月1日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

均一価格に人気

 100円ショップ大手が海外店舗を拡大する。業界3位のキャンドゥは今年11月までに中国の店舗数を倍にする。4位のワッツはタイで多店舗化を始める。すでに23カ国・地域で展開する最大手の大創産業(広島県東広島市)は南米進出の検討に入った。100円ショップは国内では過当競争に陥り、価格競争力も薄れている。一方、均一価格のチェーン店が珍しいアジアでは人気を呼んでいるため、海外に活路を見いだす。

 キャンドゥは11月までに中国にある大型商業施設内に4店を開業する計画。売り場面積200平方メートル程度で、売れ筋の日用雑貨を中心に約4000品目を、10元(約140円)均一で販売している。現在、北京と成都に直営店が4店あり、業績は堅調という。現在は商品を日本から輸出しているが、今後は現地調達を強化する。

 ワッツは6月に海外1号店をバンコクに直営で出店した。価格は60バーツ(約168円)均一。売り場面積は約250平方メートルで、陶器の皿など和風の雑貨が中心という。バンコクに今年中にさらに4店出店する。

 「ダイソー」などを展開する大創は現地の企業と提携するフランチャイズチェーン方式で海外事業を広げている。すでに韓国や米国、欧州、アフリカなど海外に合計500店以上を展開。コンビニエンスストア以外の日本企業では最も多くの店舗を海外に持つ。現時点では未開拓の南米地域でも提携先企業の選定を進めている。

 100円ショップは1990年代後半からの景気低迷期に急成長した。だがスーパーが割安なプライベートブランドを拡充し、特売では70〜80円台の雑貨も多く扱うようになり100円ショップの優位性が薄れている。

 海外では100円ショップのような均一価格のチェーン店がまだ目新しいほか、「日本の良質な商品が手ごろな価格で手に入る雑貨店」という評価で、人気があるという。

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