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サークルKサンクス、立地別の商品導入加速、住宅地、石焼き芋を販売。

[ 2009年11月8日 / 日経MJ(流通新聞) ]

オフィス街 輸入菓子150店で

 サークルKサンクスはオフィス街や住宅街など店舗の立地にあわせた商品の導入を加速する。店内にコーヒーマシンを設置し、いれたてコーヒーを提供する店舗を8月末の210から、2010年2月末までに810に拡大。住宅街を中心に焼きたてパンを取り扱う店舗も増やす。コンビニエンスストア市場の飽和感が高まる中、立地に応じて品ぞろえを変えることで、集客につなげる。

 サークルKサンクスでは立地に合わせた商品群を「パッケージ」と呼んでおり、今までに約10種類を開発した。いれたてコーヒーは08年から50店舗弱で実験的に販売。オフィス街やロードサイドの店舗で引き合いが強かったことに加え、仕様を一部変更することでコーヒーマシンの調達価格を従来の半分以下に引き下げることができたため、導入を加速する。

 担当部署を新規事業を立ち上げる「ニューコンセプト開発部」から、店内調理品といったレジ周りの商品などを扱う「デイリーフーズ部」に変更し、本格展開に乗り出す。

 同様にオフィス街の店舗に広げるのが若い女性を主要顧客に想定する輸入菓子。価格は100〜400円と若干割高だが、取扱店を09年度下期に新たに50店増やし、150店舗体制にする。輸入菓子の導入で1日1店舗あたりの売上高を2500円引き上げることができるとみている。

 一方、住宅立地の店舗では店内で焼き上げたパンの販売実験を進める。8月末の段階では14店舗で取り扱っていたが、下期に10店追加。順次拡大する。また住宅立地では石焼き芋の販売も始める。茨城県産の紅芋を使った石焼き芋を今月中に25店舗で取り扱う。この冬の販売動向などを分析し、10年度から本格的に販売する。

 これらの商品群は加盟店の要望に基づいて導入していくが、投資コストが安くないうえ、類似の商圏で取り扱っても売れ行きに差が出ることから、慎重に見極める。

 たばこ自動販売機用成人識別カード「タスポ」の導入から1年が経過し、来店者が増える効果が薄れたことに加え、消費不況の影響で、サークルKサンクスの既存店売上高は9月まで4カ月連続で前年を割り込んでいる。他社との差異化を進める上でも立地対応型商品の導入を本格化する必要があると判断した。

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