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ICチップで「つけ払い」、土産店でかざして、宿で精算、城崎温泉で産総研など。

[ 2010年10月20日 / 日経産業新聞 ]

 産業技術総合研究所(産総研)などはICチップを利用した「つけ払いシステム」を開発し、10月末から城崎温泉(兵庫県豊岡市)で導入する。観光客は財布を持ち歩かず携帯電話やICカードで共同浴場(外湯)を利用したり、土産物を買ったりできる。観光地の活性化に役立つサービスとして普及を目指す。

 新サービス「ゆめぱ」は、城崎温泉で昔から旅館の浴衣を着て飲み屋などに行くと、支払いを旅館につける習慣があったことを現代風にアレンジした。システムは産総研サービス工学研究センターの山本吉伸主任研究員らが開発。豊岡市商工会城崎支所や城崎温泉観光協会など8団体による「城崎このさき100年会議」が運営する。

 今年度中に観光協会に登録する約80旅館と土産店約30カ所、共同浴場20カ所など計約150カ所に専用端末を設置。利用者はまず旅館の端末におサイフケータイや非接触IC「フェリカ」対応のカードにIDを登録。それを共同浴場や土産店の端末にかざせば入浴や買い物ができる。利便性向上で1人当たり客単価の10%増を目指す。

 利用データは旅館にネット経由で送られチェックアウト時に精算する。今後は豊岡市の他の観光名所にも端末を設置、街全体で利用データを活用してイベントやサービスの質向上につなげる。

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