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JAPAN SHOP 2020 | 2020年3月3日(火)〜6日(金) 東京ビッグサイト
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第35回コンビニエンスストア調査――他業態の客取り込む、全店売上高4.6%増、上位3社への集中加速。

都市部 出店増加、競争が激化

 2013年度の国内のコンビニエンスストアの全店売上高は9兆8189億円と12年度比4・6%増(2期有効の32社)だった。総店舗数は5万3008店で、伸び率は5・8%増(同33社)となった。過去10年で最大の伸びを示した12年度(5・9%増)とほぼ同じ高い水準を続けた。スーパーや外食店など他業態の顧客も獲得して成長を続けるが、コンビニ同士の競合も一段と激化し、既存店売上高は前年を下回った。

 全店舗売上高は大手5社の平均伸び率が5・6%増。それ以外が2・5%減と大きく差が開いた。大手5社の中でも上位と下位の差は拡大傾向にある。

 最大手のセブン―イレブン・ジャパンが7・8%増となったほか、2位ローソンが2・0%増で、3位ファミリーマートが8・7%増だった。

 企業別の売上高シェアはセブンイレブンが1・4ポイント上昇の38・5%。12年度と同じ上昇幅となり、着実にシェアを広げている。

 ローソンは0・4ポイント落として19・8%だったのに対して、ファミマは17・5%と0・7ポイント伸ばして差を詰めた。サークルKサンクスとミニストップはともにシェアを落とし、上位3社への集中が一段と進んだ。

 既存店売上高は平均で1・6%減と2年連続で前年割れ。セブンイレブンは2・3%増となったが、ローソンは0・2%減、ファミマも0・4%減だった。

 地域運営会社2社とセブンイレブン以外は、軒並み前年を下回った。各チェーンの出店拡大による競争激化が影響している。

 平均客単価は523・5円。大手5社で最も高かったのはセブンイレブンの626円だが、前年を1・4%下回った。たばこの構成比が大きいサークルKサンクスが横ばいの600円で続き、ファミマは559円で1・5%増やした。高価格帯のプライベートブランド(PB=自主企画)などの販売強化が奏功している。

 1店当たり1日平均来店客数は前年よりも0・9%少ない1099・8人で、2年連続のマイナス。大手5社ではセブンイレブンを除いた4社がそろって前年割れとなった。

 首位のジェイアールサービスネット岡山や小田急商事など、特殊な立地の店舗が客数を伸ばすなか、都市部を中心に店舗の過密化が進み、客の奪い合いは激しくなっている。1店当たりの平均日販も52万円と2年連続のマイナスだった。

 本部の総売上高営業利益率はローソンが14%とファミマを抜いて3位になった。前年5位だったサークルKサンクスは前年から5・2ポイント減の8%となり、6位に転落した。

 12年度には国内の総店舗数が5万店を超えたが、大手5社の出店意欲は衰えていない。13年度の合計出店数は約4300店に達し、14年度も大手5社合計では過去最高を更新する見通しとなっている。

 スーパーなどの他業態を含めた顧客の奪い合いも激しくなっており、出店と合わせて集客競争も激しくなる。

調査の方法

 ▼全国のコンビニエンスストアを運営する56社を対象に、2013年度(13年5月〜14年4月に迎えた決算期)の店舗売上高、店舗数などについて調査。33社から有効回答を得て、ランキングとした。14年5月下旬に調査票を郵送し、7月上旬までに回収。調査票の郵送、集計、分析は日経リサーチの協力を得た。

 ▼コンビニエンスストアは原則(1)セルフ販売(2)飲食料品を扱う(3)営業時間が1日14時間以上(4)売り場面積が30平方メートル以上250平方メートル未満中心、という4条件を満たすチェーンとした。

 ▼コンビニエンスストア以外の業態、業種も営むチェーンはコンビニに限定して回答を得た。

表の見方

 ▼増減率は2012年度比、▲は減少。表中の−は無回答の場合や、決算期変更などで12年度との比較ができない場合などを表す。

 ▼全店舗売上高ランキングはエリアFCを除いたベース。系列は調査時点。売上高の内訳のうちVCはボランタリーチェーン。参加各店の独立性を保ちつつ共同仕入れなどで結びついた運営。

 ▼ランキングの表中の※はエリアFCを展開する企業、※※はエリアフランチャイジーとしての展開をしている企業を表す。

対象企業

 ▼海外に店舗を持つセブン―イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップの4社は全店舗売上高、店舗数に海外店舗分を含まない。ローソンは既存店売上高増減率、日販、来店客数、客単価はローソン単体。来店客数、客単価は既存店ベース。サークルKサンクス、ミニストップ、スリーエフ、ポプラの平均日販・来店客数・客単価は既存店ベース。ココストアはココストアイーストとココストアウエストの運営店舗を含む。エキ・リテール・サービス阪急阪神は2014年4月に阪急リテールズから社名変更。

【表】1店当たり平均日販
セブンを含む
大手5社減少
(単位千円、カッコ内は増減率%)            

順位   社  名   平均日販      

1   セブン−イレブン・ジャパン   664   (   ▲0.6)

2   小田急商事   654   (   3.8)

3   大津屋   615   (   ▲0.5)

3   ジェイアールサービスネット岡山※※   615   (   6.0)

5   沖縄ファミリーマート※※   605   (   2.7)

6   JR東日本リテールネット   570   (   ▲1.6)

7   JR九州リテール※※   568   (   1.4)

8   ローソン※   542   (   ▲0.9)

9   エキ・リテール・サービス阪急阪神   532   (   ▲5.8)

10   ファミリーマート※   521   (   ▲0.4)

11   シー・ヴイ・エス・ベイエリア   516   (   0.6)

12   ハセガワストア   467   (   ▲9.0)

13   京阪ザ・ストア   462   (   ―)

14   サークルKサンクス※   457   (   ▲3.4)

15   ミニストップ※   448   (   ▲4.7)

16   スリーエフ※   417   (   ▲4.6)

17   ジェイアールサービスネット広島※※   378   (   ▲12.7)

18   ポプラ   339   (   ▲3.7)

【表】既存店売上高増減率
沖縄ファミマ
3.5%で首位
(単位%、カッコ内は前年度ポイント差)            

順位   社  名   増減率      

1   沖縄ファミリーマート※※   3.5   (   0.6)

2   セブン−イレブン・ジャパン   2.3   (   1.0)

3   シー・ヴイ・エス・ベイエリア   0.9   (   ―)

4   JR東日本リテールネット   ▲0.1   (   ▲1.9)

5   ローソン※   ▲0.2   (   ▲0.2)

6   ファミリーマート※   ▲0.4   (   1.2)

7   大津屋   ▲0.5   (   ▲7.9)

8   ジェイアールサービスネット広島※※   ▲1.7   (   19.3)

9   京阪ザ・ストア   ▲1.9   (   ―)

10   サークルKサンクス※   ▲3.1   (   1.7)

11   ミニストップ※   ▲3.5   (   1.8)

12   ポプラ   ▲4.4   (   1.1)

13   スリーエフ※   ▲5.9   (   1.2)

14   ハセガワストア   ▲8.5   (   ▲2.7)

【表】主宰本部総売上高営業利益率
ローソン14%
ファミマ抜く
(単位%、カッコ内は前年度ポイント差)            

順位   社  名   総売上高〓営業利益率      

1   セブン−イレブン・ジャパン   31.3   (   1.1)

2   沖縄ファミリーマート   16.1   (   1.0)

3   ローソン   14.0   (   0.4)

4   ファミリーマート   13.2   (   ▲1.2)

5   ジェイアールサービスネット岡山   8.1   (   1.8)

6   サークルKサンクス   8.0   (   ▲5.2)

7   ミニストップ   7.1   (   ▲0.8)

8   JR九州リテール   6.9   (   0.8)

9   ジェイアールサービスネット広島   5.1   (   ▲0.2)

10   京阪ザ・ストア   3.9   (   ―)

11   エキ・リテール・サービス阪急阪神   1.8   (   ▲0.2)

12   大津屋   1.2   (   ▲0.3)

13   スリーエフ   0.7   (   0.5)

【表】1店当たり平均来店客数
セブンを除く
大手4社減少
(単位人、カッコ内は増減率%)            

順位   社  名   平  均〓来店客数      

1   ジェイアールサービスネット岡山※※   1,840   (   6.3)

2   小田急商事   1,812   (   5.5)

3   JR東日本リテールネット   1,562   (   ▲2.8)

4   エキ・リテール・サービス阪急阪神   1,561   (   ▲7.7)

5   京阪ザ・ストア   1,352   (   ―)

6   JR九州リテール※※   1,255   (   ▲0.1)

7   沖縄ファミリーマート※※   1,186   (   2.4)

8   セブン−イレブン・ジャパン   1,060   (   0.8)

9   シー・ヴイ・エス・ベイエリア   964   (   ▲0.2)

10   ファミリーマート※   932   (   ▲1.9)

11   ローソン※   854   (   ▲2.2)

12   ミニストップ※   841   (   ▲3.8)

13   大津屋   786   (   ▲2.4)

14   サークルKサンクス※   761   (   ▲3.4)

14   スリーエフ※   761   (   ▲3.5)

16   ポプラ   642   (   ▲3.2)

17   ハセガワストア   528   (   ▲8.7)

【表】平均客単価
PB強化奏功
ファミマ上昇
(単位円、カッコ内は増減率%)            

順位   社  名   平均客単価      

1   ハセガワストア   884   (   ▲0.3)

2   大津屋   782   (   1.8)

3   セブン−イレブン・ジャパン   626   (   ▲1.4)

4   サークルKサンクス※   600   (   0.0)

5   ローソン※   597   (   ▲0.3)

6   ファミリーマート※   559   (   1.5)

7   スリーエフ※   548   (   ▲1.1)

8   シー・ヴイ・エス・ベイエリア   536   (   0.8)

9   ミニストップ※   533   (   ▲0.9)

10   ポプラ   528   (   ▲0.6)

11   沖縄ファミリーマート※※   510   (   0.2)

12   JR九州リテール※※   453   (   1.6)

13   JR東日本リテールネット   365   (   1.4)

14   小田急商事   361   (   ▲1.6)

15   京阪ザ・ストア   342   (   ―)

16   エキ・リテール・サービス阪急阪神   341   (   2.1)

17   ジェイアールサービスネット岡山※※   334   (   ▲0.3)

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