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JAPAN SHOP 2016 | 2016年3月8日(火)〜11日(金) 東京ビッグサイト

第31回コンビニエンスストア調査――中高年・女性に的、顧客層拡大に全力。

「少量・健康」を前面に

 コンビニエンスストアの主要顧客が若年層から中高年層にじわりとシフトしている。10〜20代の顧客の割合が減少する一方、40代や50代以上は増える傾向にある。各社は中高年層に合わせた商品を増やして、来店客数のアップにつなげようとしている。

 調査では主な店舗での09年度の顧客の割合が08年度に比べてどう変化したかを聞き、11社から回答を得た。10代以下と20代はともに増加がゼロで、減少はそれぞれ5社と7社だった。

 顧客の年齢層が高くなるほど増加する傾向が強くなった。30〜40代は増加が2社、減少が3社。50代以上は増加が3社、減少が2社だった。背景には、国内で急速に進む少子高齢化があるとみられる。

 60代以上の来店客を増やす方策を聞いたところ、回答のあった27社のうち19社が「和菓子など、中高年向け商品の充実」を実施中と答えた。

 中高年は若者に比べて1回に食べる量が少なく、素材などにこだわる傾向がある。60代以上の来店客を増やすための方策として「弁当・総菜など少量パックの拡充」と「健康志向商品の強化」は16社が実施しており、検討中もそれぞれ5社、4社あった。

 サークルKサンクスは昨年11月に通常よりもカロリー量を約4割カットした肉まんを発売した。

 こうした中高年に合わせた商品が増える一方で、店舗やサービス面では目立った動きがない。

 「宅配サービス」を実施しているのは9社、「陳列・値札表示の見直し」は8社、「店舗のバリアフリー化」は10社で、いずれも回答企業の4割に満たなかった。

 コンビニ各社が中高年と並んで取り込みに力を入れているのが女性客だ。従来より原材料にこだわり価格をやや高めに設定した、デザートのプライベートブランド(PB=自主企画)商品を強化する動きが相次いでいる。

 ローソンは昨年9月、「ウチカフェスイーツ」の展開を始めた。ミニストップも昨年10月、「ハピリッチスイーツ」の販売に乗り出している。

 コンビニはこれまで若年層の男性を主要顧客に成長してきた。弁当やおにぎりもボリュームがあって値ごろな商品の売れ行きが良かった。今後は顧客層の変化に合わせて、品ぞろえを柔軟に変えていく必要に迫られている。


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