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ウエルシア今期、110店で、改装倍増、調剤前面に、入り口付近、面積2倍。

[ 2014年9月19日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 ドラッグストア大手のウエルシアホールディングス(HD)は2015年8月期に前期比約2倍の110店を改装する。主に医療用医薬品を販売する店内の調剤薬局売り場を広げ、来店客の目に入りやすい入り口付近に置く。高齢化が進む中、医療用医薬品の売り上げの伸びは大きく、調剤薬局コーナーを前面に押し出して認知度を高めて固定客をつかむ。

 ウエルシアHDは傘下にドラッグストアを地域ごとに運営する事業会社を持っていた。9月1日付で4事業会社を統合し、ウエルシア薬局(東京・千代田)を設立した。

 これを受け関東地方の事業会社だった旧ウエルシア関東(さいたま市)の店舗運営方式を改装を通じて東海・関西地方の店舗にも広げる。対象は東海地方の事業会社、旧高田薬局(静岡市)が運営していた60店と関西地方の旧ウエルシア関西(堺市)の50店の計110店。

 標準的な郊外店(敷地面積1千平方メートル)では店内の奥にあった調剤薬局売り場を店の入り口に移す。広さも70平方メートル弱と従来の2倍にする。薬剤師が病院や診療所から出される処方箋に合わせて医薬品を集める際に、利用者がゆっくり待てるように椅子などを置く。

 ドラッグストアでは従来、一般用医薬品(大衆薬)や日用品・食品などを充実させて顧客を取り込んできた。ただ最近ではコンビニエンスストアなどが大衆薬や日用品類などを取り扱い競争が激しくなっている。

 ウエルシアHDは薬剤師の社員を多く抱えるドラッグストアの専門性を生かし、調剤薬局売り場を他社などとの差異化の核にする。同社によると調剤薬局売り場で出す医療用医薬品の売上高は14年8月期に前期比で2割増えているという。同売り場の利用者が店内で食品などの必需品を「ついで買い」するなどの需要も見込む。

 新規出店も15年8月期に前期と同程度の100店を出す。期末の店舗数(閉店なども含む)を1030店と初めて1千店の大台に乗せ、売上高も前期(見込み)比1割増の4千億円超をめざす。

 原則として新店には調剤薬局売り場を導入する。慢性的な薬剤師不足で前期に出した新店のなかでも店内で設けた同売り場を営業できない店舗が30店程度あった。今春入社の新卒採用の薬剤師の現場配属のめどが立ったことから順次、同売り場を開く。これにより総店舗数に占める同売り場の導入比率は15年8月期末で77%と前期比8ポイント高まる見通しだ。

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