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しまむら、店舗、立地別に3タイプ、大型店・都心部・人口減少地域、商品構成も店別に、年100店出店継続。

[ 2017年8月14日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 カジュアル衣料大手のしまむらは、「ファッションセンターしまむら」で新たに3つの店舗タイプを開発した。1000平方メートル程度の郊外標準店の出店余地が狭まるなか、立地によって広さや品ぞろえを変えた「ひな型」を用意。グループで年100店を安定的に出店できるよう、人口が少ない地域や都心部など、これまで手薄だった立地を開拓する。

 しまむらは積極出店による国内での勝ち残りを成長戦略の要に据える。出店用地の確保や設計などに関わる人員を増やしているが、2017年2月期の国内の新規出店は約60店にとどまった。「18年以降は毎年100店以上を出店していく」(野中正人社長)としている。

 主力のファッションセンターしまむらは17年2月末時点で1365店を展開。郊外で売り場面積1000平方メートル程度を基準に出店してきたが、出店余地が狭まってきた。

 異なる条件の候補地にも積極的に出るため、商業施設などに合う1500平方メートル超、500平方メートル程度の都心型、さらに1000平方メートル未満の人口減少地域向けという3つの店舗タイプを用意した。

 都心型では強みとする婦人服を中心に展開する。標準店に比べ布団といった実用品は少なく、トレンドを意識したアウターなどを打ち出す。標準店の半分程度の大きさでも「しまむららしさ」を訴求できる店にする考えだ。

 長期的に人口減少が避けられない地域では、採算ラインを標準店に比べ2〜3割ほど引き下げる。面積はニーズに合わせて幅を持たせるが、従来より1・5人ほど少ない7人のスタッフでまわるようにする。商品は布団など実用品を増やす。利益を確保しながら「衣料品や実用品の供給責任を果たす」(野中社長)仕組みを目指す。

 大型店ではスポーツや化粧品など、足元で拡充している商品を広く陳列する。商業施設内に大型テナントとして出店することも検討している。

 しまむらはファッションセンターしまむらに加え、若者向けの「アベイル」、子供用品の「バースデイ」を中核として出店を増やす。特にバースデイは年30店近くの出店を続ける考えだ。

【表】3つのひな型を加え出店先の幅を広げる
       想定売り場面積    特徴 
標準店    1000平方メートル 郊外中心に展開。出店余地が狭まる懸念 
大型店    1500       スポーツ関連、化粧品など充実。商業施設内にも 
都心部     500       婦人服中心。アウターなどトレンド商品も展開 
人口減少地域 1000未満     ふとんなど実用品も注力。採算ラインは抑える

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