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百貨店、大手5社が増収、8月、訪日客・高額消費が好調。

[ 2017年9月4日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 大手百貨店5社が発表した8月の売上高(既存店ベース、速報値)は全社が増収だった。東日本を中心に長雨など天候不順はあったものの、インバウンド(訪日外国人)や富裕層による高額品消費が補った。気温の低い日が多く、ブラウスやジャケットなどの秋物衣料が動き始めた。

 伸び率最大の三越伊勢丹は大都市圏の店舗がけん引し、前年同月比6・5%増。三越銀座店(東京・中央)は訪日客需要が化粧品から秋物衣料まで広がり、17・9%伸びた。セーターなど秋物衣料の滑り出しが好調で、ファッションが強みの伊勢丹新宿本店(同・新宿)も9・3%増だった。

 阪急阪神百貨店は5・4%増で9カ月連続で前年実績を上回った。免税売り上げは高額の宝飾品や時計が人気を集め7割増えた。阪急うめだ本店(大阪市)では夏物の素材と秋色を組み合わせたブラウスやスカートの動きがよく、バッグが2割増、婦人靴が8%増となるなど雑貨も伸びた。

 大丸松坂屋百貨店は4・2%増と6カ月連続プラス。宝飾品が13・1%増、高級ブランドの婦人衣料が13・6%増となるなど国内外の需要を取り込んだ高額品が伸びた。83%増となった免税売上高は客数が54%増、客単価が約2割上がった。

 高島屋は4・1%増。訪日客の多い大阪店(大阪市)が13・2%増、新宿店(東京・渋谷)が6・9%増え、免税売上高も全体で54・7%増となった。衣料品はセール品の動きが鈍かったが、気温の低い日が続き、秋物の正価品が動いた。

 そごう・西武は2%増えた。婦人雑貨は雨傘の売り上げが伸びたほか、紳士服も秋物の出足が堅調だった。ただ訪日客の多い地域の出店が少なく伸び率は小さかった。

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