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イオンが新型SC、アウトレットで「コト消費」。

[ 2017年10月4日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 イオンはアウトレットを主体とする新型ショッピングセンター(SC)を出す。複合映画館(シネコン)やスケートリンクで楽しむといった「コト消費」に対応した施設を多く取り入れ、地元の観光資源を生かした店づくりもする。人口減が進む中、旧来型施設だけでは成長余地が少ないと判断。広範囲から集客する観光拠点と位置づけ、訪日客の需要を取り込む。

 新SCの名称は「THE OUTLETS(ジ・アウトレット)」とする。グループで使ってきた「イオンモール」は使わない。来年春に広島市で開業する施設が1号店となる。同施設の利用状況をみながら、今後の店舗展開を検討する。

 売り場の半分以上を衣料品やスポーツ用品などのアウトレットとする。残りは主に飲食やシネコンなどのサービスやアミューズメントに割き、通常の衣料品テナントなどは入れない。イオンがSC全体をアウトレット主体にするのは初めて。

 地元との連携も強化する。広島では野球やサッカーなどのプロチームと提携し、ゲーム感覚で運動できる施設の導入を検討。地元企業をテナントに積極誘致し、名産品などの販売拠点にする。

 商圏は車で2時間程度の範囲と、通常のモールの2〜4倍を想定。駐車場を広く取り広域からの来店に備える。

 イオンは地域住民の日常消費を重視したSC作りをしてきた。ただ施設数はすでに全国に約150になり、それだけではSCの成長戦略が描きにくくなっている。「コト消費」と組み合わせた新業態で、新たな収益源の確保を目指す。

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