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富裕層ビジネス特集――百貨店、高級時計売り場に力、松屋銀座や大丸東京、衣料に代わり存在感。

[ 2017年10月30日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 百貨店は高級時計の販売に力を入れている。松屋は2月に銀座店(東京・中央)を改装し、スイスの「IWC」などの高級ブランドの取り扱いを始めた。大丸東京店(東京・千代田)は昨秋に売り場を5割広げた。ファッションのほか、資産形成の一環として購入する人も多い。

 松屋銀座店のリニューアルは昨年12月に続く第2弾で、改装には計3億5千万円を費やした。売り場は従来よりも広くなり、独創的なデザインが目を引く「IWC」(価格は60万〜200万円)や、機械式クロノグラフの「ブライトリング」(40万〜150万円)、ドイツの「グラスヒュッテ・オリジナル」(50〜150万円)などが新たに加わった。

 タグ・ホイヤーやグッチ、セイコーなど従来あった人気ブランド店も改装した。売り場はブランドごとの世界観が見える構成になっている。

 ターゲットは本格的な機械式時計を好む男性。40代以上の管理職女性も取り込もうと、ジュエリーウォッチを充実させた。今売れているのはスイスの高級ブランド「ブレゲ」や「ブランパン」。こだわり派には100万〜200万円の価格帯の商品が人気だ。

 アフターサービスも充実。革ベルトは常に約500本の店頭在庫を持ち、修理用品も増やした。訪日客向けの販売増も追い風に、直近3カ月の売上高は5割増で推移している。初年度の売上高は改装前と比べて17%増をめざす。

 大丸東京店では10階の時計売り場がこれまでより5割増の約520平方メートルになった。新たに「フランクミュラー」「ハミルトン」「ヴァシュロン・コンスタンタン」などの取り扱いを始めた。オメガやロレックスの売り場でも品ぞろえを増やした。管理職女性もターゲットに据える。

 京王百貨店新宿店(東京・新宿)ではロレックスの売り場が広がった。百貨店では衣料品の販売が低迷するなか、時計売り場の存在感が高まっている。

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