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商品選び、広がるAR、部屋になじむか、すぐに判断、ビックカメラ、デザイン家電置く、イケア、アプリで家具配置。

[ 2017年10月27日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 購入を検討している商品が日常の生活空間になじむのか。消費者の悩みを解消する手段として、拡張現実(AR)を活用する動きがさらに広がっている。ビックカメラは調理家電などを対象にスマートフォン(スマホ)上で部屋に置いた状況を疑似体験できるサービスを開始。イケアジャパン(千葉県船橋市)は家具選びをサポートするAR対応アプリの使い勝手を高めた。

 ビックカメラは10月、大手の家電量販店で初めて自社の電子商取引(EC)サイト「ビックカメラ・ドットコム」にARを使った家電製品の配置をシミュレーション機能を設けた。バルミューダ(東京都武蔵野市)のトースターや英家電大手ダイソンの掃除機などデザイン性の高い調理家電、生活家電が中心にまず48種類の商品で対応する。

 ウェブデザインなどを手掛けるヒナタデザイン(東京・千代田)のスマホ向けアプリ「scale post viewer AR」を活用。専用サイトからプリントアウトする紙やビックカメラのポイントカードを目印に置けば、スマホの画面上で4つの角度から商品を置いたイメージを確認できる。利用状況を踏まえ、対象品目の拡大などを検討していく。

 ビックがARを導入した背景には海外メーカーを中心に機能に加え、形状や色使いなどのデザイン性でも特徴を打ち出した家電が増えていることがある。家電全般の販売が伸び悩むなか、こうした商品は消費者の人気を集めている。店頭ではイメージしにくい実際の使用シーンをARで再現することで購入につなげるのが狙いだ。

 米アップルの基本ソフト「iOS」のAR技術の進化を受け、先行していた家具販売のアプリも機能向上が進んでいる。イケア・ジャパンは10月から、ソファや椅子など2000以上の商品のイメージを3D(3次元)画像で確認できるアプリ「IKEA Place(イケアプレイス)」の配信を始めた。

 イケアの従来のAR対応サービスはカタログ冊子と連動。目印代わりにカタログを置くことで家具の配置が確認できる仕組みだった。新しいアプリは床の位置などを自動認識し、好みの場所にスマホを向けて操作するだけで自由にスマホ画面上の操作だけ家具使用イメージを再現できる。

 リビングスタイル(東京・新宿)が運営する家具・インテリアのAR対応アプリ「RoomCo(ルムコ)AR」も9月から、イケアのアプリと同様に床面を自動認識する仕組みに対応した。ルムコARには大塚家具やカリモク家具(愛知県東浦町)のほか、「無印良品」の良品計画なども参加している。

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